染色体の動態制御

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染色体の動態制御

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
西本 毅治(九州大学・大学院医学系研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990
概要(最新報告):
本年度は重点研究がスタ-トして最初の年であり各自、これまでの研究を整理し新たな新発への準備をした。東江は染色体凝縮サイクルに関与すると思われる遺伝子ADSIを新たに分離した。この遺伝子は32kdの核タンパクをコ-ドし、その欠損により核が崩壊する。清水は遺伝子の発現に伴う染色体の構造変換の解析を目指して新しいレ-ザ-走査顕微鏡の技術改良を行った。花岡はSV40DNAを精製蛋白質で複製するin vitroの系を確立しこの系を用いて、DNA複製に伴って親鎖のヒストンはDNA分子より遊離しないことを明らかにした。西本は染色体凝縮が温度によって誘起される変異株tsBN2を用い、RCC1タンパクと染色体凝縮に伴うヒストンH1キナ-ゼの活性化との相関を検討した。その結果、高温下では変異のためRCC1タンパクはtsBN2株では消え、これに呼応してH1キナ-ゼが脱リン酸化され活性化されることがわかった。この活生化はG1/S期におこるが、G1期では温度をあげても活性化はなく逆にH1キナ-ゼのリン酸化が阻害されることが判明した。これらの研究はカエルのRCC1タンパクに対する抗体がヒトからカエルに至るRCC1タンパクを認識したことにより可能となった。丹羽は分裂酵母の動原体DNAの構造と機能の関係を研究し、この部分に多数のtRNA遺伝子の配列があることを初めて明らかにした。佐方はMPFの活性化、不活性化におけるcMosの役割を検討し、mos産物はこれらのステップに間接的に効いていることが示唆された。堀田は第一減数分裂前期に出現するシナプトネマ構造を分離することに成功し、構造体を構成するタンパクの解明を行っている。黒岩は細胞質オルガネラのミトコンドリアを構造するDNA分子を解析し、ミトコンドリア融合とミトコンドリア染色体の組換えに関与するプラスミッドを発見した。 続きを見る
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