線虫C.elegansチロシンキナ-ゼ遺伝子ファミリ-の細胞特異的発現と転写因子

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線虫C.elegansチロシンキナ-ゼ遺伝子ファミリ-の細胞特異的発現と転写因子

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
大島 靖美(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990
概要(最新報告):
1)Kinー7=letー23遺伝子の塩基配列に基いてプライマ-を合成し、PCR法によってmRNAの51未端側に相当する数種類のcDNA断片を得た。これらを結合して、cDNAのほぼ全塩基配列を決定した。2)これにより、kinー7は、1323アミノ酸からなる膜貫通型チロシンキナ-ゼをコ-ドすることが明らかとなった.このタンパク質の構造は哺乳類のEGF受容体と類似性が高い。3)これらの事実及びletー23変異株の性質より、kinー7/letー23の機能の一つとして、陰門前駆細胞上に存在し、anchor細胞からの陰門誘導シグナルの受容と伝達に働いているとの仮説が考えられる。この下流で恐らくletー60rasが機能している。4)この仮説をテストする一つの方法とし、Kinー7と大腸菌βガラクトシダ-ゼ(lacZ)との融合遺伝子を作成し、マ-カ-遺伝子(rolー6またはdpyー20)とともにC.elegansに導入した.このような個体につき、活性染色によりlacZの発現を調べている。幼虫においては、陰門前駆細胞、及び腹部神経索と思われる細胞、及び頭部、尾部のいくつかの細胞でのlacZの発現が観察され、上の仮説と矛盾しない。5)Kinー7の発現を解析するもう一つの方法として、lacZとの融合タンパクに対するウサギ抗血清から、Kinー7に対する特異抗体を精製している。6)Kinー7/lacZ融合豊伝子において、コ-ド領域の約2kb以遠の領域を欠失したものでは、頭部のいくつかの細胞で発現が見られなくなる.7)kinー8遺伝子をもつコスミドDNAの導入によって、letー240変異はrescueされないらしいことが示された。8)kinー8及びrolー6マ-カ-遺伝子を導入したN2株をEMS処理し、染色体上のKinー8遺伝子に変異を生じた子孫を探索している。いくつかの候補株が分離された。9)kinー8ゲノム遺伝子の塩基配列決定を行っている。 続きを見る
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線虫C.elegans神経系の分子遺伝学 by 大島 靖美; OHSHIMA Yasumi
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