造血細胞の分化に伴うハウスキ-ピング及びラグジャリ-遺伝子の発現制御機構の解析

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造血細胞の分化に伴うハウスキ-ピング及びラグジャリ-遺伝子の発現制御機構の解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
服巻 保幸(九州大学・遺伝情報実験施設・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990
概要(最新報告):
赤芽球分化において注目される胎生型グロビン(γ鎖)から成体型グロビン(β鎖)合成へのスイッチングの分子機構を解析するため、HbF産生が成体期になっても維持される遺伝性高胎児ヘモグロビン血症(HPFH)の解析を行ない以下の結果を得た。1)HbFが14%でありその86%がGγ鎖である発端者のGγグロビン遺伝子領域をPCR法で増幅後塩基配列を決定した。Gγグロビン遺伝子の'フランキング領域にー85及びー115位にそれぞれCCAATボックスが存在するが、この5'側の配列内に1塩基置換(CCAATーCTAAT)が見られた。2)この塩基置換とHPFHの表現型との連鎖をPCRーdot blotにより家族のサンプルを用いて確認した。3)この変異の各種核タンパクの結合への影響を検討するため、数種類の赤芽球系また非赤芽球系培養細胞の核抽出液を調製し、各種フラグメントを用いてゲルシフトアッセイを行なった。その結果変異によりCP1の結合が低下していることが分かった。またCP1とmutually exclusiveな関係にあるCDPの結合を検討したが変化は見られなかった。また変異により赤芽球系細胞特異的な転写制御因子NFE1の結合にも影響が見られなかった。以上の結果から正の転写制御因子として知られるCP1が遠位CCAATboxについては負の因子として働く可能性が考えられた。現在この変異ならびに2つのCCAATboxの機能面での解析を培養細胞やトランスジェニックマウスを用いて行なっている。今後CP1の赤芽球の分化過程におけるプロフィ-ルをこの因子の遺伝子のクロ-ニングを行なうことにより明らかにして、スイッチングの分子機構を解明を期す。 続きを見る
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