アルツハイマ-病の脳に沈着する異常物質の生化学的解析とその処理機構

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アルツハイマ-病の脳に沈着する異常物質の生化学的解析とその処理機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
立石 潤(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990
概要(最新報告):
神経原線維変化の主要な構成々分であるタウタンパクに関しては,異常なリン酸化が加齢やアルツハイマ-病に関連して起る。井原らはそのリン酸化が胎児型であることを免疫化学的に証明し,リン酸化部位としてC末端の313ー328と332ー340の2つのフラグメントを同定した。内田らはタウのリン酸化を触媒する2種類のキナ-ゼを同定し,これをtau protein kinase I,IIと命名した。立石らは加齢に伴い出現する異常型タウが海馬に出現するより以前に,30才台ですでに青斑核に現われることを見出した。また正常型タウはホルマリン固定脳からは検出々来ないが,組織切片をオ-トクレ-ブで加熱後,抗タウ抗体で染めると神経細胞の胞体,突起のみならずグリア細胞の胞体にもみられることを報告した。 B/A4タンパクに関してはその前駆タンパク(APP)が主として検索された。APPは全身臓器に分布するが,勝沼らはprotease inhibitor(KPI)ドメインを含むAPPに対する抗体を用いて,副腎髄質のクロマフィン細胞のクロマフィン顆粒にAPPが豊富に存在し,このinhibitorが阻害するのはtryptase型のproteaseである可能性を指摘した。鈴木らはAPPからB/A4を切り出すプロテア-ゼの検索を進めているが,本年度はN末を切る多分子量多機能プロテア-ゼ(MCP)とC末を切るプロリルエンドペプチダ-ゼ(PEP)を同定し,その構造を解析しつつある。萬年らはAPPのN末(45ー49)に対するモノクロ-ナル抗体を作製し,これが老人斑のコアは染めないが周囲の神経突起をよく染めることをみている。中野らはアミロイド斑にApoーEが含まれることを明らかにした。 続きを見る
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