アフリエツメガエル胚の背腹軸形成デタ-ミナントの分離とその作用機作の解明

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アフリエツメガエル胚の背腹軸形成デタ-ミナントの分離とその作用機作の解明

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
山名 清隆(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990
概要(最新報告):
アフリエツメガエル初期胚の背側細胞は、他の胚の腹側に移植されると、そこに二次軸を誘導する。この二次軸形成は、受精卵における背腹軸の形成にアナロガスな過程であり、背腹軸形成機構の解明にとってのモデル系とみなすことができる。昨年度は、二次軸形成を誘導する分子機構を明らかにするため、背側細胞そのもののかわりに、背側細胞の細胞質を宿主胚の腹側細胞に注入した。そして、二次軸が形成されることを観察した。本年度は、この細胞質に含まれている、二次軸形成活性をもった物質の本体を明らかにするため、背側細胞質の分画をすすめている。なお、これは基礎生物学研究所・江口教授のグル-プと協同研究としておこなっている。 背側細胞の分画に先だって、ガラスピペットで多数の16細胞胚から背側細胞細胞質を吸いとり、いったんガラス管にプ-ルした後、多数の、同じ時期の宿主胚の腹側細胞に注入した。このようにして、細胞質は室温に1時間程度放置されても活性を失われないことが確かめられた。その後、細胞質を2000gあるいは7000gで遠心し、その遠心上清を腹側細胞に注入した。この場合にも、遠心上清に活性が認められた。したがって、二次軸形成活性をもつ物質は、初期胚の細胞に多量に含まれている卵黄やリピドではなく、またそれらに結合したものでもないであろう。現在、細胞質を分画し、各分画の活性を調べるとともに、活性に対するRNAaseおよびタンパク分解酵素の影響も明らかにする。 なお、背側細胞の細胞質とともに、細胞系譜のトレサ-を腹側細胞に注入した。そして、この細胞質を注入された腹側細胞の子孫細胞が、たしかに二次軸を形成していることを確認することができた。 続きを見る
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類似資料:

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両生類胚における背腹軸決定機構の解明 by 山名 清隆; YAMANA Kiyotaka
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