自然浄化機能の強化と制御

閲覧数: 2
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

自然浄化機能の強化と制御

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
楠田 哲也(九州大学・工学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990
概要(最新報告):
1.森林渓流水と降雨の水質の季節変動を調査し、森林による浄化効果がN、P、CODに認められた。降雨時の汚濁負荷量は無降雨時よりも相当大きくなった。降雨時の流入負荷はかつては下流の湿地や水田に一時保留されて浄化されており、これらの失われた機能を復元することで森林での浄化機能強化の可能性が示唆された。 2.水田による窒素除去の効果が確認された。これを強化するためには、田面全体に水を行き渡らせ、かつ漏水を防ぐ水管理をすることが必要であることが明らかになった。 3.水路網で懸濁物質の沈降を防止するための必要流速は20〜30cm/secであった。懸濁物質からのCOD成分の生成量は4〜5日程度で増加した。水路の富栄養化を防止するため、これらの結果を基に滞留時間調整のための流量配分を検討する必要がある。 4.河川敷内に薄層流式浄化水路と酸化池を設けて水質変換能を検討した結果、VSSとDOCは減少し、DOは増加する傾向があった。薄層流式浄化水路の浄化特性を一般河川と比較したところ、再曝気の効果が急流河川と同程度となる高い結果が得られた。 5.ダム湖において、流速分布、滞留時間、クロロフィルa濃度を検討した結果、流れの運動学的挙動と水質分布が密接な関係にあることが明らかになった。 6.湖沼への流入河口において懸濁態のPの回収の可能性を検討した結果、高流量時のTPT/TーPが高く、また懸濁物質中のNやC成分の含有率も高かった。これらの河口域で除去することで湖沼への流入負荷量が削減できることが明らかになった。 7.感潮河川の底泥において、好気層内に還元性の強い微小領域が存在することが明らかになった。このような物質変換を異にするマイクロサイトが存在することは、底泥における脱窒作用を強化させることに利用できることが示唆された。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

12
大石堰掛吉井地区における取水実態と適正取水量の検討(1) by 阿南, 光政; 弓削, こずえ; 中野, 芳輔; 舟越, 保; 原口, 智和; Anan, Mitsumasa; Yuge, Kozue; Nakano, …
12.
大石堰掛吉井地区における取水実態と適正取水量の検討(1) by 阿南, 光政; 弓削, こずえ; 中野, 芳輔; 舟越, 保; 原口, 智和; Anan, Mitsumasa; Yuge, Kozue; Nakano, …