HLAおよびT細胞レセプター遺伝子によるヒト免疫応答の遺伝子支配に関する研究

閲覧数: 11
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

HLAおよびT細胞レセプター遺伝子によるヒト免疫応答の遺伝子支配に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
笹月 健彦(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990-1992
概要(最新報告):
ヒト免疫応答の遺伝子支配を、ペプチド抗原、HLA遺伝子およびこれらを認識するT細胞レセプタ-の3者を解析することを目的に研究を遂行した。(1)昨年までに樹立した、SCWに特異的でDR2(DRB1*1502)、DR2(DRB5*0102)、DQw6(DQA1*0103,DQB1*0601)、DPCp63(DPA1*0201,DPB1*0901)あるいはDR4(DRB1*0405)に拘束されたT細胞株の認識するペプチド抗原の同定を行った。SCWの主要成分であるM12蛋白上の遺伝子を、抗原を抽出したSS95/12株より単離し塩基配列を決定し、AB領域とC領域に分けてリコンビナントM12蛋白を作製した。また、M12蛋白由来の20mer程度の合成ペプチドを30個合成した。これら合成ペプチドとそれぞれのT細胞株との反応性を検討したところ、DQw6に拘束されたSCW特異的T細胞株は、M12(353ー365)に反応し、他のペプチドには反応しなかった。一方、SCW特異的でDPCp63に拘束されたT細胞株は、M12(112ー136)に対して主に反応した。現在、これらのペプチドおよびクラスII分子に特異的に反応するT細胞のTCRについて検討を行っている。これに対し、DRに拘束されたSCW特異的T細胞株は、リコンビナントM12蛋白にも合成ペプチドに対しても反応せず、SCWに含まれるM蛋白以外の蛋白上にエピト-プがあると考えられた。(2)昨年作製したT細胞レセプタ-可変領域を認識する単クロ-ン抗体の特異性を決定を試みた。逆転写PCR法用い、プライマ-としては、Vα1から18,Vβ1から20までのファミリ-特異的なものそれぞれ18コ、22コと定常域のものとの間にて行った。Vαに関しては、いくつかのファミリ-が検出され、どれかのファミリ-に特定することができなかった。一方Vβに関してはどのプライマ-においても増幅できずこの抗体は現在までに報告のないVβ領域を認識していると考えられた。現在、inverse PCR法を用いてその特異性を検討している。 続きを見る
本文を見る

類似資料:

5
HLAクラスII遺伝子の異所性発現調節機構 by 木村 彰方; KIMURA Akinori
6
免疫識別と応答の多様性の分子機構 by 西村 泰治; 笹月 健彦
5.
HLAクラスII遺伝子の異所性発現調節機構 by 木村 彰方; KIMURA Akinori
6.
免疫識別と応答の多様性の分子機構 by 西村 泰治; 笹月 健彦
10.
HLAと連鎖した免疫抑制遺伝子とその発現の解析 by 笹月 健彦; Sasazuki Takehiko
11.
免疫抑制作用を有するMHC結合性ペプチドの開発 by 笹月 健彦; SASAZUKI Takehiko