歯周炎関連細菌産物の遺伝子解析とDNAプローブによる臨床検査システム確立

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歯周炎関連細菌産物の遺伝子解析とDNAプローブによる臨床検査システム確立

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
The establishment of clinical examination system to detect periodontal microorganism using specific DNA probes
責任表示:
廣藤 卓雄(九州大学・歯学部・講師)
HIROFUJI Takao(九州大学・歯学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990-1992
概要(最新報告):
我々は、Porphyromonas gingivalis(P.g.)の培養上清が、ヒト多形核白血球(PMNs)の殺菌能および活性酸素産生能を抑制することを見い出した。そこでこの培養上清から生化学的手法を用いて因子を部分精製したところ、この因子の分子量は約50KDa、等電点4.5〜5.1を示した。またこの因子は、システイン、DTT等のSH基還元剤によりその活性を著しく上昇し、システインプロティアーゼインヒビターであるロイペプチンの前処理や加熱処理によりその活性の大部分を消失した。これらのことからシステインプロティアーゼが関与している可能性が考えられる。現在、この因子に対する抗体を作製しており、こ抗体と前処理した本因子を用いた場合にも抑制活性の消失が認められたことから、この抗体をプローブとして利用して、この抑制因子をコードする遺伝子クローニングを行うとともにその特異性について検討を行う予定である。また歯周炎関連細菌として注目されているActinobacillus actinomycetemcomitans(A.a.)菌のロイコトキシン構造遺伝子(lktA)に注目し、この遺伝子を利用してA.a.菌の検出を試みた。Polymerase chain reaction(PCR)法によりlktA特有の約0.4kbのDNA断片を増幅させる為に一対のオリゴヌクレオタイドを10種DNAシンセサイザーで合成しPCRプライマーとして利用してその有効性について検討を行った。その合成したプライマーのうちの一種は5種のA.a.菌と反応し、単一のバンドを増幅させた。また歯周炎患者21名の歯肉縁下プラークを試料としてPCR反応を行った所、21名中16名、36部位中23部位の試料で約0.4kbのPCR産物が確認でき、他の非特異的バンドはみられなかった。このことは、歯肉縁下プラーク中のA.a.菌の存在を示するとともに、PCR法で歯肉縁下でプラーク中のA.a.菌を特異的に検出できる可能性を示唆した。今後は、定量性のあるPCR法の改良と、臨床症状との関連性について検討が必要と思われる。 続きを見る
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