エナメル芽細胞と象牙芽細胞の分化と相互作用に関する免疫組織化学的研究

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エナメル芽細胞と象牙芽細胞の分化と相互作用に関する免疫組織化学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Immunohistochemical studies on the differentiation of ameloblasts and odontoblasts and the interrelationship between them.
責任表示:
栗栖 浩二郎(大阪大学・歯学部・教授)
KURISU Kojiro(大阪大学・歯学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990-1991
概要(最新報告):
本研究によって以下の結果が得られた。 (1)体外免疫法によってハムスタ-又はラット臼歯の歯胚のホモジネ-トを抗原として、歯胚を構成する細胞または間質成分を特異的に染色するいくつかのモノクロ-ナル抗体が得られた。 (2)これらの抗体は歯胚の発生、分化を追求するために有用なものであり、体外免疫法による歯胚のホモジネ-トに対する抗体の作製法が有効な方法であることがわかった。 (3)En3抗体は、ウエスタンブロッティングによる分析の結果アメロゲニンを認識することがわかった。 (4)En3抗体を用いてラット臼歯の歯胚を免疫組織化学的に詳細に検索し、以下の結果を得た。1)En3抗体による染色性は、最初に前期の前エナメル芽細胞に認められ、その細胞内局在は蛋白分泌経路の細胞内小器官であった。2)前エナメル芽細胞に相対する象牙前質、象牙芽細胞の細胞間隙、象牙芽細胞層直下の歯乳頭にEn3抗体に陽性のstippled materials様構造物が認められた。3)象牙芽細胞の細胞間隙にあるEn3抗体に陽性のstiーppled materials様構造物に接して被覆小窩が認められた。4)象牙芽細胞内部のラインゾ-ム中にEn3抗体の陽性反応が認められた。5)2)〜4)の所見は、形成期エナメル芽細胞に相対する部位ではほとんどみられなかった。6)ラット臼歯歯冠のエナメル欠如域のエナメル芽細胞様細胞は形態的には末分化であるが、アメロゲニンを分泌しており、象牙芽細胞の機能または象牙質の石灰化に何らかの寄与をしていることが示唆された。7)1)〜6)の所見より、前エナメル芽細胞により合成分泌されたアメロゲニンが、象牙芽細胞の分化または機能に何らかの影響を与えていることが示唆された。 (5)ラット臼歯歯胚の器官培養系にEn3抗体を加えると一部の試料で歯冠の形成異常が見られた。しかし、この効果は再現性が乏しいため、現在実験条件を検討中である。 (6)En3抗体を腹腔内投与すると、歯胚の免疫染色が切片染色より高い感度で行えることが分かり、この方法は免疫組織化学に広く応用できることが認められた。 ※成果の公表を見合わせる必要がある場合は、その理由及び差し控え期間等を記入した資料を添付すること。 続きを見る
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