暖地型牧草の反芻胃内消化に及ぼす牧草無機成分の相互関連に関する研究

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暖地型牧草の反芻胃内消化に及ぼす牧草無機成分の相互関連に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Effect of soluble silica and calcium on ruminal digestion of tropical forage
責任表示:
五斗 一郎(九州大学・農学部・教授)
GOTO Ichiro(九州大学・農学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1990-1991
概要(最新報告):
本研究は,反芻家畜の牧草消化に対する牧草無機成分,とくに可溶性ケイ酸(Si)及びカルシウム(Ca)の役割を追究する目的で,まず,繊維分解酵素セルラ-ゼ(Cーase)活性に及ぼす両無機成分の関与について,牧草の消化率を指標にして検討した.つぎに,暖地型イネ科牧草の物理・化学処理と消化率及びSi含量との関連についても追究した.供試牧草はオ-ストラリアで収集した消化率が類似でCa含量の異なる6種類のパンゴラグラス(Pg)と九大圃場で栽培したグリ-ンパニック(Gp),ロ-ズグラス(Rg)とギニアグラス(Gg)である.主要な研究成果は次のとおりである.1.牧草Caの2.5%Cーase液による溶出:供試草Pgのin vivo有機物消化率(OMD)は40.9ー52.2%,Ca含量は0.13ー0.47%であったが,48時間培養により84.7ー95.0%のCaの溶出を示した.2.牧草OMDに対するSiとCaとの関連:Cーase液(1.25%と0.65%)にSi及びCaを600及び1200ppm添加し,人工消化試験を行った結果,供試試料のOMDはSi濃度の上昇に伴い低下する傾向を示した.Ca添加の場合もCa濃度の上昇に伴いOMDは低下したが,Si添加の場合よりも若干低い値が認められた.SiとCaをそれぞれ600ppm添加した場合のOMDは,いずれか一方を1200ppm含む場合のほぼ中間値を示した.また,Si及びCaによる牧草消化能の抑制効果はCーase濃度の低い培養液で大きくなることが認められた.3.暖地型牧草の物理処理による乾物消化率(DMD)とSi含量の変動:Rg,Gp及びGgを蒸煮処理(180℃・10分間)し,山羊第一胃液による人工消化試験を行った結果,Siは減少しDMDは上昇することが示された.4.暖地型牧草の化学処理によるDMDとSi含量の変動:Rg,Gp及びGgについてアンモニア処理(3%・4週間)または水酸化ナトリウム処理(9%・24時間)を行った結果,Siは減少し,山羊第一胃液によるDMDは無処理牧草のDMDよりも上昇することが示された. 続きを見る
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