ステロイドホルモン受容体異常症の分子遺伝学的解析とDNA診断

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ステロイドホルモン受容体異常症の分子遺伝学的解析とDNA診断

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
名和田 新(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1991
概要(最新報告):
私達は結合実験より睾丸性女性化症完全型ではレセプタ-欠損Reifーensteint症候群ではレセプタ-数、親和性共に正常で、熱に不安定なアンドロゲンレセプタ-異常を証明した。AR DNAの各エクソンについて、それぞれの近傍部イントロンに設定したプライマ-を用い、患者ゲノムDNAをPCRにて増幅後、塩基配列を決定した。完全型睾丸女性化症では786Met(ATG)→786Val(GTG)と、Reifenstein症候群では743Gly(GGG)→743Val(GTG)の点突然変異によるーアミノ酸置換を証明した。この点突然変異が実際アンドロゲンレセプタ-の作用発現において異常を示すかどうかを明らかにするため、siteーdeirected mutagenesisにより完全型睾丸女性化症786Val及びReifenstein症候群743Valの突然変異を持つアンドロゲンレセプタ-cDNAを作成し、これをpCMVに挿入し、COS1細胞にtransfectし合成したアンドロゲンレセプタ-を検索すると、完全型睾丸性女性化症及びReifenstein症候群共にWestern blotでは正常と同じ大きさと量のレセプタ-蛋白が証明されるが、787Valは ^3HR1881とはほとんど結合せず,743ValはARの減少と熱不安性を示す事が証明された。これらの結果は患者線維芽細胞のARの性質と一致した。この変異レセプタ-のtranscripーtion活性を明らかにするため、MMTVーCATと変異レセプタ-遺伝子pCMVMーTARH(Val786,又はVal443)をCOS1細胞にcontransfectし、CAT測定をした。DHT添加により正常(WT)ではCAT活性が著明に発現しているが,完全型睾丸性女性化症(TF)では全く見られず、Reifenstein症候群(RF)ではWTに比べると弱いが若干CAT活性が見られる。これらの結果はAR遺伝子の点突然変異と結合実験の結果と、その発現型との関係を良く説明する興味ある結果を得た。 続きを見る
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