アミロイド沈着に起因する神経難病の分子遺伝学的解析

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アミロイド沈着に起因する神経難病の分子遺伝学的解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Molecular Genetics of Neuronal Disorders caused by amyloid deposition.
責任表示:
榊 佳之(東京大学・医科学研究所・教授)
SAKAKI Yoshiyuki(東京大学・医科学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1991
概要(最新報告):
本研究においてはアミロイド沈着を起因とする神経疾患としてアルツハイマ-病、及び家族性アミロイド-シスをとり挙げ、そのアミロイド形成のメカニズムを分子レベルで解決した。以下に主要な成果を列記する。 1、βアミロイド前駆体(APP)からβアミロイドが形成される過程はアルツハイマ-病発症の主要メカニズムのひとつであることが明らかとなった。即ち、APP遺伝子の717ValがIleに変異したためにアルツハイマ-病の発症する家系を発見した。717位はβアミロイド領域のすぐ近傍にあり、βアミロイド形成のプロセッシングの過程にこの変異が影響を与えていると考えられる。 2、APP遺伝子に変異のない家族性アルツハイマ-病家系では21番染色体上の別の遺伝子(未知)が関与していることが示唆されている。この遺伝子の同定を目指して21番染色体のこの領域の物理地図の作成、及びYACなどにクロ-ン化されたDNAの分離を行った。 3、βアミロイド沈着のモデル動物の作成を目指し、APP遺伝子を導入したトランスジェニックマウスを作成した。C末端の100アミノ酸を持つトランス遺伝子を導入したケ-スが有効なことが示唆された。 4.家族性アミロイドーシスの病因たん白はトランスサイレチン(TTR)の変異体で、最も主要なものは30位のValのMetへの変異である。従ってアミロイド形成の主因は野生型と変異体の物性の差の中にあると思われる。この目的のため変異体TTRを大量に生産する大腸菌のシステムを完成した。このシステムを用いMetー30TTRを大量に純化し、結晶化することに成功した。現在これを用いてX線解析が進行中である。 続きを見る
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