大脳皮質・海馬・嗅球におけるGABAニュ-ロンの解析

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大脳皮質・海馬・嗅球におけるGABAニュ-ロンの解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Chemically Defined Subpopulations of GABAergic Neurons in the Cerebral cortex.
責任表示:
小坂 俊夫(九州大学・医学部・教授)
KOSAKA Toshio(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1990
概要(最新報告):
主に大脳皮質のGABAニュ-ロンについて、免疫細胞化学的解析を行なった。 1)単クロ-ン抗体VCI.l及びHNKーlが、GABAニュ-ロンのサブポピュレ-ションの1つであるカルシウム結合蛋白パ-ブアルブミン含有神経細胞の一部を特異的に認識していることの証明。 VC1.1は、ネコの視覚野をを抗原として得られた単クロ-ン抗体である。一方、HNKー1は、ヒトT cell系培養細胞の膜抗原としてつくられた単クロ-ン抗体であり、グルクロン酸と硫酸基を含有した糖鎖が抗原基であるとされている。更に、重要なことはこのHNKー1抗原基が形態形成上重要な分子である細胞接着因子(NCAM,MAG等)にかなり特異的に発現しているとされていることである。この両単クロ-ン抗体とも、成体ラット、マウスで中枢神経系かなり限られたニュ-ロン群の細胞膜近傍を認識することが報告されている。特に、大脳皮質では主に、いわゆるGABA性非錐体細胞の一部を認識するとされている。我々は、従来の大脳皮質GABA系の免疫細胞化学的解析により、GABAニュ-ロンを(1)カルシウム結合蛋白パ-ブアルブミンを含有したGABAニュ-ロン、(2)他の神経活性物質を含有したGABAニュ-ロン、(3)その他の三つのサブポピュレ-ションに分類した。これは、いわばGABAニュ-ロン細胞質に含有される物質による化学的分類である。では、細胞表面を認識するVC1.1及びHNKー1はこのような分類とはどのように関係しているのであろうか。我々がラット大脳皮質1次体性感覚野で検討したところ、VC1.1、HNKー1とも、上記のGABAニュ-ロンのサブポピュレ-ションであるパ-ブアルブミン含有GABAニュ-ロンに特異的であることが判明した。更に、VC1.1とHNKー1は、大脳皮質においては全く同一グル-プのニュ-ロンを認識していることが判明した。このことはパ-ブアルブミン含有GABAニュ-ロンの一部は、細胞表面近傍に特異な微小環境を有していることを示している。 2)ステレオロジ-による定量的解析 プラスチック包埋した大脳皮質から連続した0.5μmの準超薄切片を作成し切片間距離として3μmを選びdisectorによる解析を行ない、GABAニュ-ロンがニュ-ロンの20%を占め、その約半数(10%)がパ-ブアルブミン含有GABAニュ-ロンであることを明らかにした。 続きを見る
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