乾燥地の水分動態と緑化に関する研究

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乾燥地の水分動態と緑化に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
須崎 民雄(九州大学・農学部・教授)
矢幡 久(九州大学・農学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1990
概要(最新報告):
樹木の蒸散流速と通水抵抗 18年生ヒノキの成木を材料に、茎熱収支法による樹液流量の測定値と立木の切断面からの吸水量との比較から、茎熱収支法の測定装置であるダイナゲ-ジの精度を検定した。この結果、樹液流量と吸水量の日変化パタ-ンはよく対応したが、吸水量の少ない時間帯は、樹液流量は過大に、逆に多い時間帯には約1/2と過小に測定し、誤差の大きいことを明らかになった。しかしこの原因について検討し幹断面に占める通水断面積の比を係数に補正する方法によって毎時に測定される吸水量と蒸散流量とは1:1で対応し、高い精度で樹液流量を測定できることを明らかにした。また、この方法で測定したヒノキの根系、幹、樹冠の3器官の通水抵抗を推定した結果、根系の通水抵抗は46ー56%と大きく、幹は0ー6%と小さいことを明らかにした。 海岸砂地植生の耐塩性 海岸砂地の代表的な植生であるハマゴウおよびモクマオウの耐塩性を他の非塩性樹木と比較した。耐塩性は濃度の異なる人工海水の葉への塗布処理試験と根系への潅水処理の2つの方法で比較検討した。塩水塗布試験では、ハマゴウは常緑広葉樹と比較すると特に耐塩性が大きいとはいえないが、他の落葉広葉樹と比較すると耐塩性が大きいことが明らかになった。また、根系への塩水潅水試験から、ハマゴウは根系の塩分の吸収抑制能力は小さく、葉へのナトリウム、塩素の集積は大きいこと、処理水の海水濃度に対して葉の水分特性はモクマオウより大きく変化することなどを明らかにした。 続きを見る
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