家蚕の保存系統に関する遺伝子資源学的研究

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家蚕の保存系統に関する遺伝子資源学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Studies on the Silkworm Genetic Resources Maintained in Kyushu University
責任表示:
土井良 宏(九州大学・農学部・教授)
DOIRA Hiroshi(九州大学・農学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1991
概要(最新報告):
栄養生長から生殖生長への転換期に致死するlーliとXanとが1連関未知群の代表遺伝子Ymと共に第27連関群を構成することを見出した。この新連関群の発見により家蚕における連関未知染色体は1群を残すのみとなった。また多数の新変異体を発見して遺伝分析を行ったが、減数分裂と受精過程の異常であるmot(2)、生殖巣発育不全のgon(18)とgap(5)、卵巣での蛋白合成機能は正常で体液蛋白質の取込み能が異常なvit(20)、吐糸営繭行動変異のcru(25)とSan(20)、成虫寿命が短いeph(25)、他染色体上の遺伝子変化を誘起するmuーoal(14)など生命現象の基本に係わる多数の遺伝子の座乗染色体を特定し得たことは特記に値する。蛋白質組成に関しては多型探索と連関分析により卵特異蛋白質Pes(19)、稚蚕特異体液蛋白質Pyl(20)、プロテア-ゼインヒビタ-lctーE(22)の座位を決定した。さらに体節の分化決定に関与するE偽対立遺伝子座の微細構造を調べ6siteからなると推定される結果を得た。フラボノイド色素による緑繭性の遺伝子は極めて複雑で数個の遺伝子が関係すると推定されるに留まっていたが、第6,7,9,20染色体の遺伝子とそれぞれに介在する条件因子(座乗染色体未確認)により発現させることを確めた。 一方、標識形質の分離異常から染色体異常の介在を推定した変異体の染色体観察を行い、いずれも染色体数が減少し代償的に巨大染色体を持つT(6;7)E^<Ds>,T(6;20)E^<Np>,T(23;25)NdのRobertson型付着であることを明らかにした。これらについては大規模な交叉実験と組換型の後代検定により関係染色体の付着様式を解明すると共に、近縁種Bombyx mandarinaの染色体数にみられる地域型間での変異の機構を説明する基礎を得た。 家蚕を代替実験動物として用いる体系開発の試みでは、疾患モデルとなり得る多くの突然変異を得たが、催奇性検定系としては卵浸漬基が化合物の種類によって有効な場合があることを確認したにとどまった。 続きを見る
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