熱安定性フォトクロミック化合物の合成と光記録への応用

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熱安定性フォトクロミック化合物の合成と光記録への応用

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Synthesis of Thermally Irreversible Photochromic Compounds and Their Application for Optical Data Storage Media
責任表示:
入江 正浩(九州大学・機能物質科学研究所・教授)
IRIE Masahiro(九州大学・機能物質科学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1990
概要(最新報告):
フォトクロミック分子を光記録媒体として用いようとする場合要求される性能・機能には (i)記録の保存安定性 (ii)繰り返し耐久性 (iii)半導体レ-ザ感受性 (iv)非陂壊読み出し機能などがある。本研究では ヘテロ5員環をもつジアリ-ルエテンを化学修飾することにより,これらの要求性能・機能をあわせもつ分子の合成をめざした。アソ-ル基としてセレノフエン環,ベンゾチォフェン環,インド-ル環をもつジアリ-ルマレイン酸無水物を合成し,それらの閉環体の吸収スペクトルを測定した。ジインド-ルマレイン酸無水物の閉環体は,620nmに吸収極大があり半導体レ-ザ感受性をもつことが認められた。しかし、この閉環体は熱的に不安定という欠点をもつ。熱安定性を付与するために,1つのインド-ル環をチォフエン環あるいはベンゾチォフェン環に置き換えた非対称型マレイン酵無水物を合成した。インド-ル環とチォフェン環とを2,3位にもつマレイン酵無水物の閉環体は,595nmに吸収極大を示し,なおかつ熱安定性をもつことが見出された。更に,インド-ル環の5位にメトキシ基,チォフェン環の5位にシアノ基を導入することにより閉環体の吸収極大位置を680nmにまで長波長化することができた。この化合物は,半導体レ-ザ感受性,熱安定性をあわせもつ。 これらのジアリ-ルエテンの繰り返し耐久性を測定した所,ベンゾチォフェン環を2,3位にもつマレイン酸無水物は高い耐久性を示し,酸素存在下で7人10^3回,脱気下では10^4回の繰り返しが可能であった。インド-ル環とベンゾチォフェン環とをもつ非対称ジァソ-ルエテンも高い繰り返し耐久性を示し,10^4回の繰り返し後もほとんど劣化を示さなかった。 以上,長波長域に感度をもち,熱安定性,繰り返し耐久性のあるフォトクロミック分子の設計指針を明らかにした。 続きを見る
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