アジアテチス区南部の最上部二畳系〜下部三畳系の生物層序と古地理

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アジアテチス区南部の最上部二畳系〜下部三畳系の生物層序と古地理

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Biostratigraphy and Palaeogeography of the Uppermost Permian and the Lower Triassic in the Southern Realm of the Asian Teths
責任表示:
柳田 壽一(九州大学・理学部・教授)
YANAGIDA Juichi(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989
概要(最新報告):
研究代表者及び分担者の5名は1989年8月および11月から12月にかけ、タイ国北部、北西部、および半島部南部の3ケ所で野外調査を実施した。この調査にはタイ側の専門家の中から、夏期と冬期にそれぞれ1名が参加した。3ケ所の調査地は1,ランパン地域;2,ロエイ(チエンカンを含む)地域;3,チュンポン〜スラタニ地域にまとめられる。以下各地域における調査の成果の概要をのべる。 1.ランパン地域:本地域は、タイ国で二畳系と三畳系との層序関係を明らかにさせる目的には最適の地域として昨年度から野外調査を続行してきた。本年度はドイパ-プルン山南麓に沿って走る小川の川床に露出する石灰岩や泥岩について詳細な観察を行い化石を採集した。現在明らかなことは上部二畳系と下部三畳系とは断層関係で互いに接していることである。両者からは共に頭足類化石が産出し、それによれば断層によって示される時間的間隙は小さい。今回採集した頭足類化石に前回採集している頭足類ならびに腕足類および有孔虫などの化石資料を併せて本地域の二畳系から三畳にわたる生層序を確立したい。 2.ロエイ(チエンカンを含む)地域:本地域ではワンサプン東方のバンナデインダム付近を中心にParaschuvagerinaを含むフズリナ化石及び腕足類、頭足類などの保存状態のよい化石群を多数採集して可なら詳細な生層序学的検討が可能である。またワンサプン西北方のバライト鉱山ではバライトにより交代された上部石炭系の石灰岩から多数の頭足類化石が採集された。次にロエイ北方のメコン河に近いチエンカン地区の石炭紀の石灰岩からは大型の異放さんでが多数発見され、近くの泥岩中からは同様に石炭紀の腕足類が産出した。ワンサプン東方の丘陵からは床板さんごを主体とするデボン紀のさんご化石群が多数発見され、これらを含む石灰岩は生物礁であったことが明らかとなった。ロエイ東北方のナクラング地区からも床板さんご類を主とするデボン紀のさんご化石群が発見されている。少量のこけ虫が隨伴する。 3.チュンポン〜スラタニ地域:本地域はタイ国の半島部の南部に位置し、主として三畳系の石灰岩が優勢に分布する。一般に平野部にあっては孤立した丘陵を作ることが多く調査は困難であった。しかし本地域を中心に南はパタルング地区、西はトラン地区附近まで調査地をひろげ、三畳紀の六射さんご類、腕足類などの化石群を採集した。さらに二畳紀フズリナ類や石炭紀腕足類なども散点的ながら採集することができた。これらのうち三畳紀の腕足類化石群はランパン地域で先年採集した三畳紀腕足類化石群に極めて類縁関係が強いことが観察される。 続きを見る
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類似資料:

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