広域衛星デ-タを用いた熱帯域の大気・海洋相互作用の研究

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広域衛星デ-タを用いた熱帯域の大気・海洋相互作用の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
山形 俊男(九州大学・応用力学研究所・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989
概要(最新報告):
大気海洋結合モデルを用いて熱帯太平洋域の大規模な大気-海洋相互作用を調べた。“ひまわり"や“NOAA"等の衛星デ-タの解析結果を用い単純化した擾乱をモデルに与え、その発展を調べた。海大陸やアジア大陸等の陸地における大気加熱の効果を考慮したモデルでは、ENSOの周期性にとって海洋西岸での赤道海洋ロスビ-波の反射は本質的ではないとの結果が得られた。1.水惑星モデルに関する効果(1)初期擾乱として西風のバ-ストを与えた場合、海洋にケルビン波が励起され、これが大気-海洋結合擾乱のトリガ-となるSSTの変動を生み出す。初期擾乱として海洋に暖水のアノ-マリ-を与えた場合には前者より容易に大気-海洋結合擾乱が励起されることがわかった。(2)大気側にAGCMを用いた大気海洋結合モデルでは一定のSSTを与えたHayashi and Sumi(1986)の結果と異なり、季節内擾乱は時空間的にかなり疎らになり、結合擾乱は季節内擾乱と、より周期の長い擾乱とを同時に含む階層構造を呈することが明らかになった。2.陸地の効果を考慮したモデルに関する成果 モデル海洋の西岸で適当な強さの大気加熱を与えた場合、実際ENSO現象に良く似たサイクルが再現できる。陸地での加熱が弱いかあるいは全く無い場合には、結合モデルはエル・ニ-ニョの状態に落ち着く。一方、加熱の強い場合には、やはり周期解は得られずラ・ニ-ニャの状態に落ち着いてしまう。これはエル・ニ-ニョの発生に関して赤道海洋ロスビ-波の西岸における反射が重要とする、コロンビア大学のCane博士らの説と全く相違している。しかし、最近のGFDL/NOAAのCGCMの結果や西太平洋における大気海洋デ-タとも合致し、オックスフォ-ド大学/イギリス気象局の研究も、本研究の新しい仮設を支持している。 続きを見る
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