カルシウムイオンの動員とその調節機構

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カルシウムイオンの動員とその調節機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
栗山 煕(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989
概要(最新報告):
本年度は研究班の二年度にあたり、研究成果が得られつつある。栗山班員は血管平滑筋小胞体から放出されるCaの放出様式をパッチ固定法で得られるCa依存性Kチャンネル活性化による自発性外向き電流(oscillatory outward current)の変化から観察し、リアノジン、1,4,5ーIP_3カフェインやヘパリンの効果について研究し、その周期的発生と筋小胞体からのCaの周期的放出がCaによるCa放出とIP_3によるCa放出関連について研究した。亀山班員は心筋Caチャネルの活性化維持に必要な内因性蛋白を分画し、各分画のCaチャネルに対する作用をinsideーoutパッチ法を用いて研究し、その分画はゲルロ過法では200ー300KD DEAEーセファローズゲルから180mMKclで溶出され、SDSー電気泳動法で約100KDであることが分かった。この蛋白は腎以外の細胞質に広く分布することを明らかにした。遠藤班員は、1,4,5ーIP_3による筋小胞体からのCa放出に対するCa自身とヌクレオチドの効果を観察した。CaによるCa放出機構の関与を抑制するために、リアノジンを処理した後にCaの効果を観察するとCaは0.1uMでIP_3による放出を促進しuM濃度では抑制した。ATPとADPはIP_3のCa放出を促進したがGTPを含む他のヌクレオチドは作用を示さなかった。小川班員は骨格筋を用いてIP_3による筋小胞体からのCa放出について観察した結果、IP_3にはCa放出能はなく、むしろその前駆体のフォスファチヂルイノシトール2燐酸で放出されることを明らかにした。葛西班員は単離小胞体ベジクル脂質平面膜を用いてCa電流を測定した。その結果、ジスルフォニック、スチルベン誘導体は単一チャネルコンダクタンスを減少させずに開状態にチャネルを固定することが分かった。またこの作用はリアノジンより強力でリアノゲンはやはりチャネルを開状態に固定するが単一コンダクタンスを濃度依存性に抑制することが分かった。 続きを見る
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類似資料:

5.
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