血液凝固の分子機構の研究

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血液凝固の分子機構の研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
岩永 貞昭(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989
概要(最新報告):
1:前年度、ウシのIX因子とVII因子の第1EGF様ドメインの中に新しい糖鎖(Xyl)_2ーGlcを見い出したが、引続きヒトIX因子、VII因子、プロテインZ、ウシプロテインZについて、そうした糖鎖の存在を調べた結果、いずれの凝固因子にも含まれることが明らかとなった。さらにウシIX因子由来の糖鎖ペプチドを用いて構造解析を進め、この糖鎖がXylαー1ー3Xylα1ー3ーDーGlcーSer(53)から成るトリサッカリド構造であることを決定した。また、血小板のα顆粒中に含まれるトロンボスポンジンのEGF様ドメインにも、同じ糖鎖のあることを発見した。 2:内因系凝固の開始反応が、血漿中に存在する各種の阻害物質により制御されていことを明らかにしてきたが、今回、ウシ血漿よりこれらの阻害物質を3種類精製し、それらのうち、1つはβ_2ーglycoproteinI、もう1つはプロテインCインヒビターであることを同定した。 3:クサリヘビ毒(RVV)より3種のプロテインCインヒビターA、A'、Bを単離し、それぞれの一次構造を決定した。 4:昨年から本年度にかけて発見された分子異常症患者の血液から凝固因子を分離し、以下に示す構造異常を明らかにした。 i)Fibrinogen Tochigi γ鎖Argー275→Cys置換、ii)Fibrinogen Kyoto I:γ鎖Asnー308→Lys置換、iii)Fibrinogen Saga:γ鎖Argー275→His置換、iv)Fibrinogen Kyoto III:γ鎖Aspー330→Tyr置換、v)Factor IX Kashihara:Valー182→Phe置換、vi)Factor IX Niigata:Alaー390→Val置換、vii)Factor IX Kawachinagano:Argー(ー4)→Gln置換、viii)Factor XII Washington D.C.Cysー571→Ser置換、ix)Factor IX BMーNagoya:Argー180→Trp置換、x)Fibrinogen Osaka II:γ鎖Argー275→Cys置換、xi)Fibrinogen Asahi:γ鎖Metー310→Thr置換。 続きを見る
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