多価不飽和脂肪酸による白血球機能の調節

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多価不飽和脂肪酸による白血球機能の調節

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
水上 茂樹(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989
概要(最新報告):
好中球は食作用時や種々の刺激に応じて、細胞膜リン脂質からアラキドン酸を遊離しロイコトリエンB_4を生産し炎症部位に好中球を集める。ロイコトリエンB_4はヒト好中球によりω水酸化される。この反応は好中球ミクロソ-ムに特異的なチトクロムP_<450>(ロイコトリエンB_4ω-ヒドロキシラ-ゼ)によるものである。水酸化誘導体はさらに酸化されてカルボキシ誘導体となり白血球走化活性等の主要な生理活性を失う。この反応は細胞質のアルコ-ルデヒドロゲナ-ゼおよびミクロソ-ムのアルデヒドデヒドロゲナ-ゼにより起きる。 今年度は、ヒト好中球細胞質からω-ヒドロキシ細胞酸に特異的なアルコ-ルデヒドロゲナ-ゼを単離し、好中球ミクロソ-ムとの共同作用によって20-ヒドロキシロイコトリエンB_4を20-カルボキシル誘導体にすることを示した。単離したアルコ-ルデヒドロゲナ-ゼの分子量は80KDa(37KDaのダイマ-)で、その等電点はpH6.0であった。 20-ヒドロオキシロイコトリエンB_4はまた、ロイコトリエンB_4ω-ヒドロキシラ-ゼ(チトクロムP_<450>)によって20-オキソロイコトリエンB_4を経て20-カルボキシロイコトリエンB_4となる。すなわち、水酸化および2段階の脱水素の3段階からなる反応がチトクロムP_<450>系によって触媒される。このことは、これらの反応の一酸化炭素による阻害が450nmの光により回復することや、エイコサペンタエン酸に由来するロイコトリエンB_5によるヒドロキシ誘導体の脱水素反応の競争阻害などにより示された。 続きを見る
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