細胞増殖の調節(特にG1期とG2期で)に関与するヒト遺伝子のクロ-ニング

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細胞増殖の調節(特にG1期とG2期で)に関与するヒト遺伝子のクロ-ニング

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
西本 毅治(九州大学・大学院医学系研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989
概要(最新報告):
細胞増殖の調節はG1期とG2期で主としてなされる。本研究ではこれらの時期に欠損を持つ温度感受性変異株を用いて、G1/G2期で細胞増殖の調節に働いているヒト遺伝子を分離しその機能を解析している。G1期変異株としてはtsBN462を、G2期変異株としてはtsBN2をとりあげ、これらの変異を相補するヒト遺伝子CCG1とRCC1を分離した。本年度はこれらの遺伝子の機能解析をさらに進めてつぎのことを明らかにした。(1)完全なCCG1遺伝子を分離した。前年度までに一部の形質転換株に維持されていた一連のヒトDNAと既に分離されているCCG1遺伝子とからコ-ドされているcDNAが新たに分離され、CCG1遺伝子産物は前年度から予想されていた200KDaのものであることが証明された。tsBN462変異を相補するだけであれば、C端とN端の一部が欠けた遺伝子で充分であるがCCG1遺伝子の本来は別の機能を持ちそれには全体の遺伝子が必要であると推測される。(2)RCC1遺伝子がBN2異変株において変異している遺伝子そのものであることを明らかにした。これまでRCC1遺伝子はBN2変異のサプレッサ-であって本来の遺伝子は別物ではないかとしばしば言われていたのであるが、野生型とBN2株のRCC1cDNAを分離しその塩基配列の比較からBN2変異部位をcDNAの上に同定した。これによりRCC1遺伝子がBN2変異遺伝子そのものであることが確定した。(3)BN2変異部位のデ-タ-にもとづいて変異がタンパク質の構造に及ぼす効果について解析した結果、非常に大きな変化が高温下で起ることが推測され、抗体を用いてRCC1タンパク質の挙動をBN2細胞で高温下で調べたところ、高温下でこのタンパク質は消失し、それにともなってH1キナ-ゼが活性化されることが確認された。 続きを見る
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