先天性機能異常1×因子(抗血友病B因子)と異常フィブリノ-ゲンの構造解析

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先天性機能異常1×因子(抗血友病B因子)と異常フィブリノ-ゲンの構造解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Structural Studies on Functional Abnormality of Fibrinogen and Factor IX
責任表示:
宮田 敏行(九州大学・理学部・助手)
MIYATA Toshiyuki(九州大学・理学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1990
概要(最新報告):
血友病B患者(3家系)の異常第IX因子と異常XII因子(1家系)を調製し、それらの性質を調べることともに構造解析を行なった。 1.第IX因子Kashihara:Valー182のPheへの置換 精製した異常分子をトリプシン分解後、異常ペプチドを単離し配列分析を行なった結果、Valー182がPheに置換していることを同定した。したがって、このアミノ酸置換のためにXIa因子により活性化ペプチドとH鎖間が切断されないものと結論した。 2.第IX因子Kawachinagano:ー4位ArgのGlnへの置換 前述と同様の方法で異常ペプチドを単離し、配列分析を行なった結果、ー4位ArgがGlnに置換していることを同定した。この結果、成熟IX因子のアミノ末端部に18残基から成るプロペプチドが付着していることを見い出した。本異常分子の活性消失は、プロペプチドが存在するため、Gla領域が正しい機能を発現できないことによると推定した。 3.第XII因子Washington D.C:Cysー571のserヘの置換 異常分子よりβXIIを調製後、前述の方法によりCysー571がSerへ置換していることを同定した。本システイン残基はCysー540とジスルフィド結合を形成していると考えられ、両システイン残基の間に活性中心Serー544が存在する。したがって、本異常因子の活性消失は、活性中心残基もしくは基質結合部位の立体構造が変化したためであると結論した。 4.第IX因子Bm Nagoya:Argー180のTrpへの置換 1.と同様の方法を用いて、Argー180がTrpに置換していることを同定した。したがって本異常因子はこのアミノ酸置換のため、XIa因子で限定分解を受けなくなり、活性を発現できなくなったと結論した。また、本分子はキモトリプシンやラット肥満細胞のキマ-ゼによって活性化することを明らかにした。 続きを見る
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