酸処理エナメル質のin vivoにおける形態的、組識的および組成変化について

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酸処理エナメル質のin vivoにおける形態的、組識的および組成変化について

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
In vivo Investigation on Changes of Acid Etched Enamel with Time
責任表示:
本村 正子(九州大学・歯学部・助手)
MOTOMURA Masako(九州大学・歯学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1990
概要(最新報告):
平成元年度に科研費により購入した研磨用品およびカ-ボンコ-タ-を用い、試料の作成を終えて早速X線マイクロアナライザ-によるCa,P,F量の分析に取りかかった。分析の結果、Ca,P,F量の変化が認められるのは歯表面に限定されており、深さの平均値は3週目が23.3μm、6週目が22.2μm、12週目が19.4μm、24週目が16.9μm、1週目が13.3μmの順であった。エナメル質最表層においては、すベての例で下層の健全エナメル質よりも高いCa,P量を示す石灰化が33例、表層下脱灰を示すCa,P量の低下が13例観察された。表層におけるF量の増加は、1,3週目は明瞭でなく、6週目以上の試料において顕著となった。フッ化ナトリウム非塗布例でも、しばしば表層のCa,P量の低下した部位と一致してF量の増加が観察された。この所見は初期齲蝕病巣の脱灰部においてF量が増加するという報告に一致するものであった。本結果は第91回日本歯科保存学会において報告を行った。 先に報告したマイクロラジオグラフ所見、偏光顕微鏡所見、走査型電子顕微鏡所見と今回のX線マイクロアナライザ-によるCa,P,F量の分析の結果より、酸処理エナメル質表面は口腔内において3週目と6週目の試料に初期齲蝕様状態のピ-クを持つ様に思われた。本実験においては摂食時装置を装着しなかったので、実際に臨床で酸処理を行いレジン材で被覆されなかったエナメル質表面は、摂食等により更に強い齲蝕侵襲を受ける訳であるから、実験結果よりも重篤な状態が生ずる事を考慮すべきである。臨床術式において酸処理前に患歯や燐在歯に防蝕材を塗布したり、術後1ケ月前後までの患者のブラッシング等によるプラ-クコントロ-ルの監視やアドバイスを行ったりする事も必要であると考えられる。尚、本研究の結果は一部、日本歯科保存学雑誌(第34巻・第1号)に発表した。(平成2年度科研費) 続きを見る
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