歯周組識の破壊機構とタンパク分解酵素の役割

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歯周組識の破壊機構とタンパク分解酵素の役割

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
The Pole of Proteinases in Periodontal Tissue Breakdown
責任表示:
山本 健二(九州大学・歯学部・教授)
YAMAMOTO Kenji(九州大学・歯学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1990
概要(最新報告):
歯周疾患における歯周組識の破壊には歯周細菌由来のプロテア-ゼとともに宿主由来の各種プロテア-ゼが重要な役割を果していると考えられている。しかし、歯周疾患の発症ならびに進行過程で、いかなるプロテア-ゼがどのように機能しているのかなど、歯周組識の直接的破壊因子としてのプロテア-ゼの機能の詳細についてはほとんど解明されていない。本研究は、歯周炎患者ならびに実験的歯肉炎被験者から採取した歯肉溝滲出液(GCF)中の各種プロテア-ゼの同定と定量を行い、それらの量的変動と臨床症状との関係を明らかにすることによってそれぞれの酵素の本疾患における役割を追究したものである。各酵素の同定と定量は、特異的基質を用いた活性酵素の測定と特異抗体を用いた酵素免疫定量によって行われた。本研究によって得られた知見は以下のとうりである。 (1)GCF中のメダラシンについては、活性測定に基づく定量ではその正確な動態をほとんど把握することができなかったが、本酵素に対する特異抗体を用いた免疫測定によってその動態を知ることができた。つまり、メダラシンは歯周炎の病勢が比較的軽度な段階ですでに相当量が滲出しており、これは臨床症状が進むに従って増大するが、ある段階からプラト-に達する。これは、炎症のある段階から新たに滲出してくる酵素と分解していく酵素との間に一定のバランスが成立することを示している。また、同一患者の初診時と治療下におけるメダラシン量の変化から、本酵素が増悪期に増加し、緩解期に減少することが判明した。 (2)カテプシンB,HおよびLについては、活性測定に基づく定量からそれらが歯周炎の病勢に比例して増加しつづけること、カテプシンBについては活性測定に基づく定量値と特異抗体を用いた免疫定量値が高い相関を示すことから、本酵素のGCF中での動態は活性測定のみでも十分に把握し得ることが判った。 続きを見る
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