モノクロ-ナル抗体を用いた口蓋の発生に関する免疫組織化学的研究

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モノクロ-ナル抗体を用いた口蓋の発生に関する免疫組織化学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
栗栖 浩二郎(九州大学・歯学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989
概要(最新報告):
モノクロ-ナル抗体は、既知または未知の微量物質を検出できる云う特性がある。従って、発生現象の基本をなす細胞分化の重要な指標である細胞膜の表面マ-カ-(表面抗原)や、分化を特徴づける微量な分泌物の同定もモノクロ-ナル抗体を利用することによって可能になる。本研究では、ハムスタ-胎仔の口蓋組織の細胞や間質成分に対するモノクロ-ナル抗体を作成し、従来の研究方法では十分に解明できなかった口蓋発生における細胞の分化や細胞及び細胞間質との相互作用について、免疫組織化学的手段を用いて検索しようとするものである。 本年度においては、ハムスタ-胎仔より口蓋突起を摘出してホモジナイズし、これを抗原として以下の方法によってモノクロ-ナル抗体を作製した。マウスの脾細胞に口蓋突起のホモジネ-トに加えて4〜5日間培養して感作し、ポリエチレングリコ-ル存在下でミエロ-マと融合させ、HAT培地を用いて選択した。スクリ-ニングとクロ-ニングは以下の方法によっておこなった。ELISA法によってIgの存在を認めたウェルの培養上清をハムスタ-胎仔の頭顔部を含む組織切片にかけ、FITC標識抗マウスIg抗体で処理した。これを螢光顕微鏡によって鏡検し、口蓋突起を構成する細胞又は間質成分に対する抗体の有無を調べ、目的とする抗体を含むウェルのハイブリド-マをクロ-ニングした。 本研究でこれまでに得られたモノクロ-ナル抗体には以下のものがある。(1)口蓋突起癒合部直下の間葉細胞をとくに強く染色する抗体。(2)口蓋突起の基部口腔側の上皮直下の間葉細胞と細胞間質を中等度に染色する抗体。(3)神経線維を特異的に染色する抗体。今後は有用な抗体を得るための実験をさらに継続するとともに、ウェスタンブロッティング法などを用いて抗体が認識する抗原の分子量を推定するための実験を続けたい。 続きを見る
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