骨軟骨石灰化調節物質の作用発現機構解析に関する基礎的研究

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骨軟骨石灰化調節物質の作用発現機構解析に関する基礎的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
江口 正雄(九州大学・医学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989
概要(最新報告):
実験的くる病モデルラット(当教室で開発したHEBP(EHDP)くる病)を用いて生体内石灰化調節物質の開発と作用発現機構の解析を行なった。その結果をInternational Orthopaedics、日本整形外科学会基礎学術集会、日本骨代謝学会、西日本整形災害外科学会において発表した。結果の概要は以下の通りである。 検討を加えた石灰化調節物質は甲状腺ホルモン(Triiodothyronine)、カルシトニン、1.25(OH)_2D_3、イミダゾ-ル、Thiophene-2-Carboxylic acid、カルシウム拮抗薬などである。 (1)EHDPくる病モデル成長軟骨板における石灰沈着促進効果を甲状腺ホルモン投与が示すことを初めて明らかにしたが、この際血清アルカリフォスファタ-ゼ活性の著しい上昇をともなうことが判明した。これらの結果から、甲状腺ホルモンには成長軟骨細胞の分化促進作用があることが示唆された。甲状腺ホルモンと見かけ上同様の石灰沈着促進作用を示す1.25(OH)_2D_3の場合は血清アルカリフォスファタ-ゼの低下を示しており、効果発現機構の相違が2つのホルモンの間に存在することが示された。 (2)以前から本くる病モデルにおいてカルシトニンの投与が、成長軟骨板の石灰化促進作用を示すことを報告してきたが、より低分子の化学物質であるイミダゾ-ルやThiophene-2-Carboxylicが、カルシトニンと類似した様式で石灰沈着促進作用を示すことを再確認した。 (3)これらの結果から成長軟骨細胞の分化に及ぼす、甲状腺ホルモン、カルシトニン、1.25(OH)_2D_3、イミダゾ-ル、Thiophene-2-Carboxylic acidなどの重要な作用が示唆され、新しい臨床応用への期待がかけられる。すなわちくる病、骨軟化症、先天性骨系統疾患の新しい治療の展開が期待される。 続きを見る
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