担癌患者の末梢血に見いだされた血栓誘発因子の生化学的性質の解析と定量測定法の確立

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担癌患者の末梢血に見いだされた血栓誘発因子の生化学的性質の解析と定量測定法の確立

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Biochemical Analysis of TIA in Plasma from Lung Cancer Patients
責任表示:
矢川 克郎(九州大学・医学部・講師)
YAGAWA Katsuro(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1990
概要(最新報告):
我々は肺癌患者において、病気の進行に伴い末梢血中にある種の血栓誘発因子が出現することを見いだし、この因子を仮にThrombosisーInducing Activity(TIA)と名付けた。平成一、二年度の科学研究費の交付を受けるに際し、次の二点を研究目的とした。その一つはその物質本態の解明であり、二番目はTIAの定量測定法を確立する事を目的に、抗TIAモノクロ-ナル抗体の作製をすることである。その結果、我々は下記に列記するような研究実績を得る事が出来た。 1.TIAはその活性発現に燐脂質を必須とする糖蛋白である。 2.セリンプロテア-ゼ阻害剤の一種であるPMSFにより失活することよりTIAはセリンプロテア-ゼ活性を有すると推測される。 3.癌関連の凝固活性化因子である組織トロンボプラスチンやCancer Procoagulantとは別の分子であり、又、セリンプロテア-ゼ活性を有する凝固第II,VII,IX,XII等とも異なる分子であることが判明した。この結果、TIAは既知の凝固関連因子とは異なる新しい物質である可能性が強く示唆された。 4.TIAは種々の癌細胞により産生されることが判った。 5.TIAを有する人肺癌細胞株を抗原として用い、マウスに免疫しモノクロ-ナル抗体を作製した。約700種のモノクロ-ナル抗体のうち、TIAに対しその活性を抑制しうる抗体を3個得る事が出来た。 現在この抗体を用い、ELISA法による人末梢血中TIAの定量測定が我々の研究室においてほぼ完成しつつある。更にTIAの精製を行い近々アミノ酸組成を決定する予定である。 続きを見る
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