水ー有機異相界面を利用した光誘起電子移動の制御と応用

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水ー有機異相界面を利用した光誘起電子移動の制御と応用

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Application of Photoinduced Electron Transfer Reaction Across the Water-Organic Interface
責任表示:
中村 博(九州大学・工学部・助教授)
NAKAMURA Hiroshi(九州大学・工学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1990
概要(最新報告):
初年度は水ー有機異相界面として各種の二分子膜等の分子集合体を用い、界面に担持されたポルフィリンから種々の電荷を持つビオロ-ゲン(電子受容体)へのレ-ザ-による光誘起電子移動反応を、界面の電荷と電子受容体の電荷を変化させて検討した。 正電荷を持つ二分子膜上で反応を行い、反応に対する外部磁場の効果を見ると、負の電荷を持つビオロ-ゲンの場合は外部磁場の印加により環元体の生成が増加した。これはポルフィリンとビオロ-ゲン環元体が生成初期においてスピン間相互作用を持つ距離に暫く留まっていることによると考えられる。一方、正電荷を持つビオロ-ゲンの場合は静電反発により速やかに解離するため外部磁場の影響は受けなかった。 最終年度は、AOT逆ミセルを用いてこの界面に、両親媒性のポルフィリン化合物、カルバゾ-ル化合物及びフェノチアジン化合物を担持し、これを光増感剤として光誘起電子移動反応と2光子イオン化について検討した。 逆ミセル上に担持したポルフィリンから逆ミセル内の微小水滴上のビオロ-ゲンへの光誘起電子移動移動について、外部磁場効果を用いて検討を行った結果、これまで電子供与体ー電子受容体の連結系でしか得られていなかった外部磁場効果が顕著に現れた。その詳しい解析の結果、逆ミセルが擬似連結系となるためのケ-ジの役割を果していることが明かとなった。 一方、AOT逆ミセル界面上に担持した両親媒性ドナ-は、紫外光励起で容易に2光子イオン化する事がわかった。このイオン化は、微小水滴内の水の状態によって変化する事が示された。又、これによって生じたラジカルイオンのAOT逆ミセル上の配置について、電子スピンエコ-法よって検討した。その結果、ドナ-部位と親水部との間のメチレン鎖長によって逆ミセル上のドナ-の配置が制御できることが判明した。 続きを見る
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