PdーCe規則相における価数揺動状態の規則度依存性とそれに伴う物性異常

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PdーCe規則相における価数揺動状態の規則度依存性とそれに伴う物性異常

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Dependence of Valence Fluctuation and Physical Anomalies on the Degree of Order in Pd-Ce Ordering Alloys
責任表示:
沖 憲典(九州大学・総合理工学研究科・教授)
OKI Kensuke(九州大学・総合理工学研究科・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1990
概要(最新報告):
Pd_7CeおよびLーPd_5Ce規則相に種々の熱処理を施し規則状態をさまざまに変化させた試料について、X線回折実験、電子顕微鏡(TEM)観察、低温域(約10〜300K)での電気抵抗測定およびL_3XANES(X線吸収端近傍構造)解析を行った。また、Pd_3Ce相について焼鈍温度および組成を化学量論比から変化させた試料について同様の実験を行った。得られた結果を以下に示す。 1.PdーCe規則相では焼鈍温度の上昇や非化学量論組成となることにより規則度が低下するが、規則度の低下に伴う格子定数(あるいはCe原子体積)およびCe価数の変化は非常に小さいことが確かめられた。2.Pd_7Ce相およびLーPd_5Ce相の電気抵抗には焼鈍温度の上昇に伴う室温での比抵抗値の増大および温度係数の変化が観察され、規則度の低下と共に高密度近藤効果(Ceの4f電子が持つ孤立した局在スピンによる伝導電子の散乱)が顕著になることがわかった。3.Pd_3Ce相においては焼鈍温度による規則度の低下は電気抵抗の温度係数に殆ど影響を与えず、室温での比抵抗値も化学量論組成のPd_3Ce相では焼鈍温度の上昇と共に増大するが、非化学量論組成のものでは殆ど変化しないことがわかった。これらの結果より、Ceの価数揺動に及ぼす不規則化の影響について、Ce原子体積およびCe原子周辺の局所的原子配列の2つの要因に注目して考察した。 続きを見る
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