長崎県対馬内山花こう岩類と熱水性鉛亜鉛鉱床との成因的関係

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長崎県対馬内山花こう岩類と熱水性鉛亜鉛鉱床との成因的関係

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Lead-Zinc Mineralization and Related Granitic Rocks, Tsushima Islands, Nagaski Prefecture
責任表示:
島田 允尭(九州大学・理学部・教授)
SHIMADA Nobutaka(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1990
概要(最新報告):
本研究は長崎県対馬の内山花こう岩体の物理化学的特性と、その周辺に分布する鉱脈の鉱化作用特性を明らかにし、両者間の成因的関係を実証的に考察することが目的であった。今回の研究成果は次の通りである。 (1)内山花こう岩体は従来知られていたよりもかなり狭い露出範囲を示し、内山、浅藻、与良内院、久和、日掛の5地区に限って分布する。 (2)花こう岩体の帯磁率は、2×10^<-6>〜922×10^<-6>emu/gの広範囲の値を示し、岩体中心から接触面に向かって高・中・低帯磁率ゾ-ンが帯状に配列する。 (3)接触面近くで帯磁率が著しく低下する原因は、被貫入泥質岩中の炭質物が花こう岩マグマの酸素分圧をバッファ-したことによると考えられた。 (4)大船越地区において新たに15の鉱脈露頭が見つかり、その試料が検討された。 (5)当地区の鉱物組み合わせ及び脈構造・鉱石組織等は、佐須地区の安田・大正鉱床のそれと良く類似しており、同試料についての流体包有物の充填温度・塩濃度の値もそれを裏付けるものであった。 (6)天熊鉱山の石英脈中に輝コバルト鉱がはじめて確認され、同様にその近くの3ケ所の旧坑鉱石中にもコバルトやビスマス元素が含まれていることから、佐須地区南部では花こう岩体に近接してコバルト・ビスマス鉱化帯が設定でき、それが与良内院地区まで延びる可能性がでてきた。 (7)内山花こう岩体の石英中の流体包有物は、300℃〜520℃の充填温度と38〜61wt%の高い塩濃度を有し、高密度高塩濃流体が金属鉱化作用に関連していたことが確認された。 (8)内山花こう岩体を中心に発達した電気石グライゼン帯、コバルト・ビスマス帯、硫化鉄帯、鉛亜鉛帯という対馬下島での広域鉱化ゾ-ニングは、それに関与した鉱化流体の温度と塩濃度が天水との混合で漸移的に減少したという成因モデルを支持しているが、今後は流体包有物の酸素・水素同位体比測定等による検証がさらに必要である。 続きを見る
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