シオマネキのコロニ-における雄の放浪と社会行動の分析

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シオマネキのコロニ-における雄の放浪と社会行動の分析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Wandering Male Uca Arcuata and Analysis of the Social Behavior
責任表示:
村井 実(九州大学・理学部・助教授)
MURAI Minoru(九州大学・理学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1989-1990
概要(最新報告):
シオマネキをとりあげ、その社会行動(攻撃行動と求愛行動)を調べた。方法はFocal Animal Follow によった。 1:本種の求愛様式に関して、固有の穴を保持する雄が近くに穴を持つ雌のところへ何度も通って求愛をくり返す場合と、放浪中の雄が雌に求愛する場合があった。次に述べる理由によって、本種では前者の様式が基本的であると判断した。(1)雄の放浪は、他個体の侵略によって固有の穴を失って放浪を始める場合を除けば、雌と出会う回数(時間当り)が減少することにより生じた。(2)放浪中の雄と穴を保持している雄を比較して、時間当りの雌と出会う回数に差がなく、(3)穴を持つ雌にアプロ-チした場合、前者の雄がより頻繁に雌の放浪を起した。後者の雄では、雌の放浪を抑制する行動が見られたが、これは後に再度求愛する機会を雄に与えた。(4)放浪中の雄は、その間一時的に穴を保持する傾向が強く、そのために他国体(特に雄)から穴を奪う争いが増加した。争いの増加で放浪雄の求愛の機会が増加しなかった。 2:固有の穴を持っている期間と放浪している期間の間でのfocal雄の実際の交尾頻度を調べた。各期間に雌と出会った回数を用いて単位回数当りで求めると、交尾頻度には差が認められなかった。 3:以上の結果と同属他種で得られた結果を比較検討したところ、固有の穴を持つ場合の求愛が主になるかどうかは、生息場所の環境条件の違いによっていること、もう一つ別の「招き型」の求愛による交尾成功の増加と求愛のための放浪が見られなくなることが密接に関連していることがわかった。 続きを見る
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