有機電解質の薄膜を用いる交流検出型気体センサの研究

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有機電解質の薄膜を用いる交流検出型気体センサの研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
高木 誠(九州大学・工学部・教授)
TAKAGI Makoto(九州大学・工学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988-1990
概要(最新報告):
本試験研究では,標記のセンサシステムとして,1)合成二分子膜修飾電極を用いた湿度センサ,2)新規な長鎖アルカンチオ-ル誘導体の合成とその単分子膜修飾電極を用いるアンモニアガスセンサを開発した。以下に,それぞれのセンサシステムの概要について述べる。 合成系の分子膜形成物質は,細胞膜にきわめて類似した,分子レベルの厚みを持つ二層構造の膜組織体を形成する。我々の提唱する交流検出型センサにおいては,センサ素子表面をごく薄い均一な膜で修飾する必要があり,センサの検出感度が左右される。合成二分子膜による表面修飾は,この要件に合致する。ここでは,分子内にカチオン性の親水性部位を持つ化合物を感応物質に用いて,湿度センサを開発した。本センサは,湿度の増加に対して,膜のキャパシタンス変化のかたちで応答する。相対湿度20〜96%の変化に対する応答量は,10pF〜100mFにわたる大きなものであり,応答時間および再現性ともに良好な結果を得た。 一方,長鎖アルカンチオ-ル類にみられる,金や銀と言った“ソフト"な金属表面への単分子層吸着に着目し,新規な修飾試薬,すなわち,分子の末端に計測対象物質と選択的に相互作用する機能性置換基を導入した,二官能性長鎖アルカンチ-ル誘導体群を合成した。ここでは,クラウンエ-テル基を導入した感応物質を用いて,アンモニアガスセンサを開発した。本センサは,気相中の数ppm〜100ppmレベルのアンモニアガスに対して,電極の界面インピ-ダンス低下のかたちで応答する。応答時間は数分程度であり,一般的な有機溶媒は妨害とならない。大気中のアンモニアガス許容濃度は25ppm(日本産業衛生学会による勧告値)であり,本センサは,アンモニアガスモニタとしての応用が期待できる。 続きを見る
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濃厚試料測定用化学センサの開発 by 今任 稔彦; IMATO Toshihiko
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