落屑緑内障の病因に関する研究

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落屑緑内障の病因に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Research on Pathogenesis of Exfoliation Syndrome
責任表示:
猪俣 孟(九州大学・医学部・教授)
INOMATA HAJIME(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988-1990
概要(最新報告):
本研究は,落屑緑内障の病因を明らかにして,その予防法および治療法を確立し,高齢者の失明を防止することを目的としたものである。 落屑緑内障の頻度,眼圧との関係,落屑緑内障の病理組織所見,眼球以外の組織における落屑物資質の出現の有無について検討した。 1986年から1987年までの2年間の九州大学眼科における緑内障患者数は275名で,外来患者総数の1.8%であった。そのうち,落屑緑内障は41名で,緑内障患者総数の14.9%を占めていた。落屑緑内障の年齢分布は49歳から85歳(平均69.5±9.2歳)であった。 落屑症候群の年齢別発生頻度を老人ホ-ムの居住者を対象に調査すると,70歳代,80歳代,90歳代と年齢が高くなるにつれて上昇し,90歳代では17名中7名(41.2%)の高頻度で発見された。落屑症候群が認められたものと認められないものとで平均眼圧を比較すると,落屑症候群では非落屑症群に比較して,いずれの年齢層でも明らかに高かった。 落屑症候群患者の結膜組織に落屑物質の存在を確認し,落屑物質の集塊の中には直径約10mmのマイクロフィブリル様の細線維を観察し,落屑物質がマイクロフィブリルの変性により生じることを示した。落屑症候群患者では,チン小帯のマイクロフィブリルが変性して水晶体が偏位しやすいことを示した。 落屑症候群を伴った白内障や緑内障患者の手術時に外眼角皮膚を採取し,それを電子顕微鏡で観察した。その結果,落屑症候群患者では,落屑物質は眼組織だけでなく,外眼角の皮膚にも存在することを証明した。この研究は,落屑物質が眼以外の組織にも出現することを明らかにした世界最初の報告である。本症が眼だけの疾患ではなく,加齢と密接な関係をもつ全身性の変性疾患としての可能性を示唆したものである。 続きを見る
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