多臓器不全を惹起する異常ケミカルメディエ-タ-の病態生理よりみた本症の免疫療法

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多臓器不全を惹起する異常ケミカルメディエ-タ-の病態生理よりみた本症の免疫療法

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Possible clinical use of immunotherapy for patients with MOF
責任表示:
鳥巣 要道(九州大学・医学部・講師)
TORISU Motomichi(九州大学・医学部・講師)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988-1989
概要(最新報告):
多方面からの積極的な研究にもかかわらず、未だ不明な点が数多く残っている多臓器不全症(MOF)の発症Mechanismを、動物実験と臨床的研究の両面より押し進めた。 《動物実験》の初発臓器は肺が多い。そこで実験動物ラットに盲腸結紮穿刺にて腹腔内感染症から敗血症を作成し、敗血症性呼吸不全(ARDS)の発症Mechanismを肺胞Macrophage(Mφ)の機能変化を通して調べた。肺胞Mφは肺血症状態において活性化されてその進展率を増しさらに組織損傷作用を有する活性酸素の産生、Lysozome酵素の肺胞への放出を増していた。一方好中球の遊走因子であるLeukotoriene B4の産生は低下していた。またこれらの現象は血中および肺胞洗浄液中のEndotoxin(ETx.)濃度の上昇と一致して生じていた。即ち肺胞中へ侵入したETx.によって活性化された肺胞Mφは、各種Chemical Mediatorを産生して肺組織を損傷、さらに好中球の肺への遊走障害は二次的肺感染症の合併の危険性を増加させている。 《臨床的研究》腹腔内重症感染症より発症したMOF患者における生体防御機構、即ち好中球機能・リンパ球系機能・補体系機能変化の相互関係を検討した。好中球は血中ETx.濃度に比例して活性酸素・顆粒内酵素を多量に放出し、逆に遊走能は低下している。この好中球機能変動にはClassical Pathwayを通しての補体系活性化が強く関与していた。 《免疫療法の可能性》MOFには生体防御機構の破綻が関与しているとの観点から、その調節・賦活を意図して各種Biological Response Modifier(BRM)を使用し幾例かにおいて満足される結果を得た。 今後更にMOF時の生体防御機構障害機序の免疫学的検討を勧め、重症感染症からMOFへの過程の予防・予知、そして真に有効な治療法の確立を目指していきたい。 続きを見る
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