歯科用合金の化学的安定性の定量的評価法

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歯科用合金の化学的安定性の定量的評価法

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Quantitative Evaluation of Chemical Stability of Dental Alloys
責任表示:
太田 道雄(九州大学・歯学部・教授)
OHTA Michio(九州大学・歯学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988-1989
概要(最新報告):
本研究は歯冠修復用材料の生物学的適合性のin vitroな評価法として、材料の化学的安定性を検討し、測定法の規格化を目的とするが、その第一歩として、歯科用合金の耐食性と耐変色性を定量的に評価するとともに、これらに影響を与える因子を明らかにした。耐食性の評価は定電位分極によって得られるパラメ-タQによった。Qは不溶性皮膜の生成も含む電極反応の総量を表す。また、耐変色性の評価は、分光光度計を用いて変色ベクトル△Eを測定して行った。さらに、定量性に乏しいとされている動的分極曲線についても定量的解釈を試みた。 得られた主要な結論は以下の通りである。 1.貴金属元素の多量添加は、卑金属元素の溶出を抑制するが、少量添加の場合、表面皮膜の形成が抑制され、溶出量が増加する場合もある。 2.単相合金の腐食挙動は貴金属度によってほぼ一義的に決定される。 3.多相合金の分極曲線は複雑な様相を呈し、腐食速度が急激に増加する電位(Ec)も数ケ所に現れる。しかし一見複雑な曲線も、その合金を構成する各相単独の分極曲線の重ね合わせによって説明できる。すなわち、複数のEcは各相のそれに対応し、各電位での電流値は、各相の電流値に体積分率を乗じた値の積算値に等しい。 4.耐変色性に対するPd添加の効果は、Pd約10at%までは△Eは低下し、それ以上では再び増加する。Pd量10%までは、表面皮膜を通してのS^<-->イオンの拡散速度に律速され、10%以上では試料浸せきと同時に試料表面で生じる反応の速度に律速されると考えられる。 将来は本研究結果と生物学的適合試験(細胞毒性試験)結果を対比させ、材料選択基準のガイドラインの作成を試みたいと考えている。 続きを見る
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