カルシウムイオンの動員とその調節機構

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カルシウムイオンの動員とその調節機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
栗山 煕(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988
概要(最新報告):
本年度の目的に従い本班を3つの班に分類し1)筋小胞体からのCa放出機構に関する研究2)筋小胞体へのCaとり込み機構に関する研究および3)形質膜機能が関与するCa動員機構についてそれぞれの研究を行なった。1)に関して葛西班員は筋小胞体を抽出し、その中のCa channelを単離し、再構成膜を作成してそのchannel特性を形質膜のそれと比較すると共に、channel口近傍におけるH/OH流束の性質を比較した。小川班員はryanodineの筋小胞体への結合がCaによるCa放出機構の状態との関係を検討し、両者はこのCa放出の開状態の時に特異的に結合し、その結合蛋白はCa、caffeine、AMPOPCPと複雑なconformationの変化をうけることを示唆した。日下班員は肝細胞ミクロゾーム蛋白質にIP_3ー依存性Ca channel蛋白が存在することを明らかにし、そのミクロゾームを平面膜を構製した。このChannel活性は50μg/ml heparinで完全にその作用が抑制されたので、heparinはこのchannel蛋白のよい指標となる事がわかり、この蛋白を部分精製してもheparin感受性を示した。加藤班員はchromaffine細胞においてIP_3産生に関してCa依存性と非依存性の2つの産生過程があり、この2つは正のfeed backを行なっていることを明らかにした。遠藤班員はryanodineの筋小胞体からのCa放出機構がCaによるCa放出機構と密接な関係にあることを明らかにした。2)に関して山本班員は筋小胞体におけるCaーATPase分子間相互作用とCa輸送との間には酵素状態によってATPase多量体の形成過程に差があることを明らかにした。また川喜田班員は小胞体においてCa結合による輸送系の活性時にATP結合部位の構造が変化することを明らかにした。3)に関して電位依存性Ca channelの活性に関するrun down現象を研究し、run down 現象はCaで活性化されるproteaseが関係すると共に、また心筋抽出液でも回復することを明らかにした。栗山班員は平滑筋膜の電位依存性Ca channelにおよぼすCa拮抗薬の作用機序をPatch clamp法を用いて明らかにした。 続きを見る
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