ショウジョウバエ分子生物学による生体高次機能解析

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ショウジョウバエ分子生物学による生体高次機能解析

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
山崎 常行(九州大学・理学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988
概要(最新報告):
P因子の転移及び転移の制御機構の解明に関し、singed遺伝子は以下の点から特に有用であると考えられる。(1)P因子挿入のhot spotである。(2)P因子挿入突然変異、sn^wはtransposaseの存在下で非常に高い二次突然変異を示す。(3)sn^wはP因子のrepressorの存在下で不妊となる。そのため、sn^w系統とそれが変異したsn^+及びsn^e系統からgenomic libraryを作製し、P因子をprobeとして、singed遺伝子のcloningを行った。sn^w、sn^+、及びsn^eの制御酵素地図の比較の結果、sn^wには2copyの欠失型P因子が互いに逆向きに挿入されており、一方が飛び出すとsn^+、もう一方が飛び出すとsn^eになることが明らかにになった。(Jpn.J.Genet.1988)この機構はP因子のIR間での相同組換えにより説明でき、transposaseが部位特異的組換えを触媒し得ることが示唆される。このP因子のsinged遺伝子への間与及び、repressorの不妊誘発機構、ひいてはP因子への結合等を明らかにするため、ひきつづきsinged遺伝子の転移産物の解析を行っている。我々はORF3を欠くP因子がrepressorを産出していることを示したが(P.N.A.S.1987)、このことをより明確にし、repressorの作用機構を調べるため、P及びhsp70のpromoterを持ち、ORF3を欠くP因子を作製し、形質転移を行っている。もし後者のP因子が強力な抑制能を示せば、P挿入変異を安定化させる等の用途も考えられる。他種へのP因子を介した形質転換系の開発に関し、Rioら(J.M.B.1988)は、P因子の転移に、Drosophilaの因子が必要であることを示している。このことが、Xenopus及びBombyxの系で明確な結果が得られない原因と考え、まず、Drosohilaの因子を固定することを計画中である。 続きを見る
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生物進化の分子集団遺伝学的研究 by 山崎 常行; YAMAZAKI Tsuneyuki
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