大環状尿素誘導体をホストする結晶性包接体の物性と反応選択

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大環状尿素誘導体をホストする結晶性包接体の物性と反応選択

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
稲津 孝彦(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988
概要(最新報告):
大環状尿素誘導体を合成し、それらをホスト分子として種々の有機化合物をゲストとして包接させ、それらを結晶状態で加熱、加圧、光あるいは放射線等をあてることにより反応を行なわせ、立体特異的、立体選択的に進行させることを目的として、先ずエチレン尿素を基本骨格に選びそれらを環化することを試みた。種々の条件下で反応を試みたが現在のところ結晶性の環化生成物を得ることはできなかった。次にグリコールウリルを骨格に含み、ホルムアルデヒドとの縮合体でそれの六量体であるククルビットウリルが強酸性条件下で各種アミン類と包接化合物を形成しそれが高選択的であり、また各種色素や金属イオンと結晶性錯体をつくることが知られているがアミンとの包接体形成は強酸中のみであり中性条件下は勿論のこと有機溶媒中では現在のところ包接体形成は不可能であるので、それを可能にする目的でククルビットウリルのアルキル誘導体の合成を試みた。アルキル基としてメチル基を選んだが強酸性の環化条件ではメチル基が反応に関与し複雑な反応生成物を与え、目的の環状オリゴマーを得ることができなかったので、反応に関与しないと考えられるフェニル基に代えて同様の環化を試みた。種々の環化条件を試みたが現在のところ目的の環状六量体は得られず、グリコールウリルとチモルのホルムアルデヒドの縮合体が得られただけである。 尿素ユニットをチオ尿素ユニットに代えた大環状化合物の合成も試みたがエチレンチオ尿素自体が非常に難溶であり、反応が進行しないので現在それの可溶化を試みている。またククルビットウリル誘導体についてもドデカフェニル誘導体の合成を目指して現在各種反応条件をかえて環化を試みている。 続きを見る
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類似資料:

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アザカリクサレンおよび類縁体の化学 by 稲津 孝彦; INAZU Takahiko
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