細胞増殖のalternative splicingによる調節

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細胞増殖のalternative splicingによる調節

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
大島 靖美(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988
概要(最新報告):
(A)ヒトβグロビン遺伝子の第1イントロン中の特定部位に、consensus donorまたはSV40ウィルスのt donorの配列を挿入し、遺伝子をBom H1で切断してin vitroで転写した。このRNAは、第1エクソン-第1イントロン-第2エクソンを含み、in vitroスプライシング系において、本来のdonor siteとともに、挿入した。donor配列がalternative donorとして働く。この系において、スプライシング反応のpHを変化させると、本来のdonorに対するalternative donorの相対活性が変化することが見出された。また、温度を通常の30°から37°に変えると、この相対活性はあまり変化しなかった。このような解析をin vivoで行うため、アフリカツメガエル卵母細胞核にRNA前駆体を注入する系の確立を現在試みている。 (B)PDGF RNA前駆体を用いるalternative splicingの解析はまだ行っていない。一つのイントロンの両端に存在する2つのエクソンまたはdonorとacceptorの間で通常スプライシングが起る。この説明の一つとして、それらが、スプライシングの効率が高くなるような特別の組合せとして進化したという仮説が考えられるが、当初の計画の代りに、この仮説の検証を行っている。上記現象の機構の解明はalternative splicingの解明にとっても重要と考えられる。具体的には、ヒト遺伝子中の100塩基前後のイントロンと隣接するエクソン部分からなる転写RNAを4種類調整した(それぞれ、β-グロビン第1イントロン、がん遺伝子H-ras第2イントロン、ステロイド水酸化酸素第3または第4イントロンを含む)。また、これらのうち2つずつの全ての組合せについて、イントロン内部(donorとbranch pointの間)で互いに組換えたRNA計12種類を作製した。これらについて、in vitroスプライシング効率を比較した結果、前記の仮説はほぼ否定された。 続きを見る
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