高血圧における血管内皮依存性弛緩物質の役割

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高血圧における血管内皮依存性弛緩物質の役割

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
高田 豊(九州大学・医学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988
概要(最新報告):
1.高血圧における血管内皮依存性弛緩の役割をinvivoの血圧、血流、invitroの血管弛緩で検討した。<方法>覚醒SHR,WKYにadenosine triphosphate(ATR)、acetylcholine(ACh)、nitroprusside(SNP)を静注し血圧と心拍数を、麻酔下でmesenteric(MBF)、renal(RBF)、femoral blood flow(FBF)を記録した。また摘出腸間膜動脈をnorepinephrineで収縮させATR、ACh、SNPを投与した。一部血管内皮を除去した。<結果>ATR、ACh、SNPはSHR、WKY共にdose-dependentに血圧を下げ心拍数を増した。血圧のpercent fallはATR、AChでSHR<WKYであったがSNPでは差がなかった。ATPのRBF低下がSHRで大であったがATPのMBF、FBFやACh、SNPの各血流への影響は両群で差がなかった。<まとめ>血管内皮依存性降圧がSHR.で抑制され高血圧維持への関与を示唆した。 2.内皮依存性血管平滑筋弛緩・収縮反応への加令と血圧の影響を検討した。<方法>SHR、WKYを若年(Y)、成年(A)、老年(O)の3群に分け、nor-epinephrine前収縮下で大動脈の収縮弛緩反応を記録した。<結果>ACh弛緩反応はY>A>Oの順に加令に伴い減少し、WKY・O群とSHR・A,O群では低濃度での弛緩反応に続き高濃度で収縮反応を生じた。この収縮はindomethacin CV-4151の前投与で消失、減弱した。ATP投与では弛緩反応は加令により変化せず、収縮反応は認められなかった。ACh、ATPの反応は内皮除去で消失した。<まとめ>加令によりムスカリン受容体を介する内皮依存性収縮反応が生じ、thromboxane A_2を含めたcyclooxygenase productsの関与が示唆された。この収縮反応はSHRでより早期から出現した。 3.endothelin(ET)急性投与でのhemodynamicsの変化を検討した。<方法>ETの投与によるcardiac output(CO)、FBF、MBF、carotid bloodflow(CBF)の変化を記録した。<結果>ETは一過性の降圧とそれに続く持続性昇圧をおこした。Total peripheral resistance(TPR)は一過性に低下、後上昇した。このTPRの減少はCBF、FBFの上昇により、その後のTPR増加はFBF、MBF、CBF全ての減少による。 続きを見る
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