トウアズキ種子レクチンの構造と機能に関する研究

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トウアズキ種子レクチンの構造と機能に関する研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
山崎 信行(九州大学・農学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988
概要(最新報告):
トウアズキ種子から単離した分子量が異なる2種のレクチンを対象としてその構造と機能の関係を解明することを目的として研究を進め、これまでに以下のような結果を得た。まず、分子量13万の細胞凝集素APAについて糖質との相互作用を紫外吸収差スペクトルおよび蛍光スペクトルにより解析し、その結果、。APAの糖結合部位にはトリプトファンが存在することおよびこのトリプトファン残基は糖質の結合により分子表面から分子内部へ移行することが明らかとなった。また、APAの糖結合部位にはガラクトピラノシド認識部位の外にオリゴ糖を収容しうるサブサイトが存在することが示唆された。さらに、N-ブロモスクシンイミド(NBS)によるトリプトファン残基の化学修飾の結果から、APAの2個の糖結合部位はいずれもトリプトファン2残基を含むが、そのうち1残基は直接糖質との結合に関与し、他の1残基は糖結合部位の構造保持に寄与することが判明した。一方、分子量6万4千のアブリンaに対する糖質の結合を平衡透析法、紫外吸収差スペクトルおよび蛍光スペクトルにより検討し、アブリンaのB鎖上には糖質に対する親和性を異にする高親和性部位と低親和性部位の2つの糖結合部位が存在することおよびそれぞれの部位はトリプトファン残基を含むことを明らかにした。また、これら結合部位における糖結合能はpH5以下で著しく低下することを認めた。円二色性スペクトルによる測定結果から、酸性領域においてはアブリンa分子の主鎖構造に乱れを生じ、このことが酸性領域における糖結合能の低下をもたらす主たる要因であることが推定された。さらに、NBSによるトリプトファンの化学修飾の結果から、アブリンa分子中に存在する2つの糖結合部位のうち、いずれか一方の部位においてはトリプトファン1残基が糖質との結合に重要な寄与をしていることが示唆された。 続きを見る
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