急速加熱による低合金鋼の非平衡逆変態

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急速加熱による低合金鋼の非平衡逆変態

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Nonequilibrium Reversion of Low Alloy Steels by Rapid Heating
責任表示:
富村 宏紀(九州大学・工学部・助手)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988-1989
概要(最新報告):
高周波誘導や直接通電のように試料自体の電気抵抗を利用して加熱する方法では、短時間で能率的に鋼を熱処理することができ、その大きな加熱速度のために平衡状態とは異なった非平衡な相変態が起こることが十分予想される。本研究は前組織ならびに化学成分を変化させて急速加熱による非平衡逆変態の機構を明確にすることを目的とした。前組織には冷却マルテンサイト・加工マルテンサイト・再結晶マルテンサイトの3条件選定した。また化学成分の影響として加工マルテンサイトの状態で合金元素フリ-のA鋼とCr,Niなどを添加したB鋼を比較した。得られた結果は次のようなものである。 (1)無加工材(冷却マルテンサイト)の場合、加熱中に炭化物は存在しないが、前加工により炭化物が生じ、加工度が大きくなるにつれて、それは微細に分布している。 (2)無加工材ではマルテンサイトの再結晶(フェライトの形成)はおこらず、直接オ-ステナイトへ逆変態するが、加工材ではマルテンサイトの再結晶を経由している。 (3)加熱中に炭化物ならびにマルテンサイトの再結晶をおこす臨界加工度は10%程度である。 (4)合金添加鋼(B)のほうが炭化物が微細に析出するために、逆変態オ-ステナイト粒径も微細になる。 (5)マルテンサイトの再結晶粒と逆変態オ-ステナイト粒はよい相関関係があり、再結晶粒が小さいほどオ-ステナイト粒も微細になる。これは、再結晶粒界がオ-ステナイトの重要な核形成サイトになっていることを示唆するものである。 続きを見る
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類似資料:

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