線虫C.elegans神経系の分子遺伝学

閲覧数: 17
ダウンロード数: 0
このエントリーをはてなブックマークに追加

線虫C.elegans神経系の分子遺伝学

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Molecular genetics of the nervous system of the nematode C. elegans
責任表示:
大島 靖美(九州大学・理学部・教授)
OHSHIMA Yasumi(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988-1991
概要(最新報告):
(A)1.ラットGaαcDNAをプロ-ブとして、C.elegansの相同遺伝子1種(gsaー1)をクロ-ン化した。gsaー1は、ラットGsαと66%の相同性をもつ375アミノ酸からなるタンパク質をコ-ドしている。2.がん遺伝子vーrosをプロ-ブとして、C.elegansのチロシンキナ-ゼをコ-ドすると考えられる新しい遺伝子6種をクロ-ン化した。これらは全てC.elegansのゲノムマップ上に位置づけられた。3.この中の一つkinー7は、線虫の陰門形成に必須なletー23と同一の遺伝子であり、1323アミノ酸からなる、EGF受容体類似の膜貫通型チロシンキナ-ゼをコ-ドすることを示した。4.もう1つのチロシンキナ-ゼの遺伝子kinー8は、約900アミノ酸からなる、NGF様分子の受容体をコ-ドすること、多くの神経細胞で発現することが示唆された。(B)0.2mMクロルプロマジン存在下で成長し得る耐性変異株をいくつか分離した。(C)1.既存のトランスポゾンタッグ法により、神経軸索の形成に必要な遺伝子の一つuncー51をクロ-ン化した。この遺伝子は新しいタイプのセリンスレオニンキナ-ゼをコ-ドすることが示唆された。2.mutー5の候補であるTc1#40を含むDNA断片をN2株に導入することにより、復帰可能なuncー22変異株が得られた。この結果はこの断片がmutator活性をもつことを支持する。3.新しい形質転換の開発は今後試みる予定である。(D)1.C.elegansのdafー6変異株及び野性型N2について、HedgecockとRussellによって見出された温度走性を基本的に確認した。2.これらの株のEMS処理またはmutator株R7097により、温度走性異常変異株を約50株分離した。3.これらは、好冷性、好熱性及び温度無走性に大別される。また既存の変異株を含めた遺伝解析により、温度走性に関与する遺伝子が少なくとも10種程度存在することが明らかとなった。4.トランスポゾンタッグ法やマッピング/コスミド導入法により、いくつかの温度走性遺伝子のクロ-ン化を試みている。 続きを見る
本文を見る

類似資料: