キ-・カレンシ-の侵食(erosion)と交替に関する理論的・実証的研究

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キ-・カレンシ-の侵食(erosion)と交替に関する理論的・実証的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Study on the Erosion and Change of the Dollar's Position as an International Key Currency
責任表示:
深町 郁彌(九州大学・経済学部・教授)
FUKAMACHI Ikuya(九州大学・経済学部・教授)
深町 郁弥(九州大学・経済学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988-1990
概要(最新報告):
本研究の目的は、ドルの基軸通貨性の侵食の状況を、国際通貨の諸機能ー契約通貨、為替媒介通貨(私的国際通貨)、介入通貨、準備通貨(公的国際通貨)ーのレベルで考察し、今後の国際金融システムの展開についての展望を得ることであった。 資料の分析と研究討論を通じて、基軸通貨ドルは為替媒介通貨としての機能においてマルク、円を均等化する傾向を示していることを検出することができた。ドルの基軸通貨性を支えていたのが為替媒介通貨としての機能であったことからすれば、その地位の後退はドルの基軸通貨性の侵食の始まりを意味する。 このドルの基軸通貨性の侵食という状況は、ドル圏に対してマルク圏の形成、そしてアジアにおける円圏の萌芽が指摘されている。更にそれは、ニュ-ヨ-ク、ロンドン、東京といった各国金融市場の巨大化→国際金融市場の多極化、といった事態と密接に係わりながら進行している。このことは、国際金融市場の拡大と国際的マネ-・フロ-の増大を意味する。変動相場制下で金融のグロ-バリゼ-ションが進展する過程で、三大為替市場は膨張し、為替媒介通貨としてのドルの優位性は相対的に低下し始めたのである。 しかし、貿易取引での契約通化や資本取引での表示通貨としての円やマルクの使用の増大が、変動性相場制下では、直ちに国民通貨の国際通貨化を意味するものではない。この意味で、国際金融システムは、基軸通貨性の侵食を開始したドルとそれに代わりえない局地的国際通貨マルク、円との不安定性の中で推移していかざるをえない。 続きを見る
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