生体内血管系研究モデルの開発

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生体内血管系研究モデルの開発

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
中村 元臣(九州大学・医学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988
概要(最新報告):
血管病の病態モデルの開発と生体内で血管の病態生理化学を研究する方法を開発・評価した。 (1)疾患動物モデルの開発:中村はスパスムと冠動脈粥種内に出血を誘発できるモデルを確立した。住吉はポリエチレンチューブによる物理的刺激や高コレステロール血症による初期動脈硬化誘発法を検討した。渡辺は心筋壊死を若年令で発症し易い家兎を選抜育種した。家森は高血圧自然発症ラットから心筋壊死・心不全を発症する系を選抜した。居石はラットにβ-aminopropinitrileを投与し、高血圧を合併させる事によって大動脈瘤を作った。京極は免疫能の異常により発生する動脈内膜の肥厚機序を解析した。小澤は白血球由来のロイコトキシンにより血管内皮細胞が障害されることを明らかにした。 (2)生体内血管研究:井上は心筋虚血時の冠微小循環動態を検討し、アデノシンの作用とα_1、α_2交感神経活性との関連性を明らかにした。神谷は血管内皮細胞の培養系にずり応力を負荷することにより内皮細胞の遊走と増殖が促進され細胞内Ca^<2+>が著増することを見出した。新見は生体顕微鏡ーテレビシステムを用い血球を螢光ラベルすることにより微小血管内血球の動的イメージを観察する方法を開発した。大橋は動脈壁栄養血管の生理・薬理学的特徴を検討しうる実験系を新しく作った。各種薬物やペプタイドの作用を解析した。野一色は人工血管を生体的に植え込み、生体内で内皮細胞や平滑筋の動態を解析できるモデル作った。 三年間に旦る系統的な研究の結果、1)家兎、ラット、豚、犬に血管病に種々の血管病の病態をおこす動物モデルを確立した。2)血管病の病因や病態生理は生体レベルから細胞培養の次元にいたる広範な研究手技によって解析されねばならないこと、3)将来、遺伝と環境因子、病態発現の分子機作について研究する必要性が高いことを示した。 続きを見る
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