蒙古系人種における歯・顎・顔面の遺伝性疫患に関する疫学的研究

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蒙古系人種における歯・顎・顔面の遺伝性疫患に関する疫学的研究

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Epidemiological Analysis on the Hereditary Diseases of Dento- Maxillo- Facial Region in Mongolian People
責任表示:
田代 英雄(九州大学・歯学部・教授)
TASHIRO Hideo(九州大学・歯学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988-1990
概要(最新報告):
上海第二医科大学口腔医学院と本歯学部とは1986年(昭61)年に国際交流締結を行った。両校間でプロジェクトをもった研究交流をすすめるために、本科研費を得ることができた。大学歯学部では研究者は個々に専門分化しており、同一疫患や同一研究テ-マを共有することは少い。従ってグル-プによる研究プロジェクトとして、同一土俵に乗せるために、歯・顎・顔面領域の遺伝性疾患をとり上げた。本研究では大別して4疾患を対象とした。これらの疾患が世界的にみて、蒙古系人種において特微的であるわけではない。蒙古系人種の中で中国人(漢民族)と日本人は比較的近い関係にある。そこで両民族間においてこれらの遺伝性疾患を調査することによって、ほぼ同様な結果が得られることが推測された。しかし疾患によっては遺伝性要因の関与が低く、発症には習慣や環境要因の影響が強く考えられるものもあり、その場合の調査結果は両民族間で違いが生じると考えられた。以下3年間に実施してきた共同研究の実績を項目に分けて記す。 1.相互研究訪問の実施 毎年、両校から相互に1回ずつの研究訪問を行い、講演会を開くと共に、研究打合わせによって、相互の研究の進展状況の把握と調整を図った。時には上海側の研究調査の現場に日本側も加わった。また、本研究関連施設の見学も相互に行った。まず初年度(昭和63年度)には九大側から6人の研究者を派遣し、上海側から2人を招聘した。2年度(平成元年度)には九大側から2人が相互に訪問した。 2.共同研究講演会の開催 定例として両校による相互訪問の際には、研究講演会を開き、相手側の研究進展状況を知ると共に、研究討論を行った。第1回共同研究講演会では日本側から5人の研究者の研究発表を行った。第2回では上海側2人の研究者が九州大学歯学部で研究発表を行った。第3回では九大側5人、第4回では上海側3人、第5回では九大側3人の研究発表が行われた。 3.共同調査の実施 中田等は石等(上海第二医大)と共に上海における幼稚園において、調査を実施協力し、上海における小児の口腔状況の観察と調査を行った。さらに、北京や香港においても石等と共に同様な研究調査を行った。 4.研究発表の概略 (1)論文発表 田代等は「口唇裂口盍裂患者の臨床統計的観察一経年的変遷についてー」と題して論文を著した。森岡等は「3歳児歯科検診でみられた乳歯先天性異常に関する研究」と題して論文を著した。研究期間内における既発行論文は2件であるが、別冊にまとめた研究正課報告書の中には、その他13編の研究論文があり、学術誌掲載の準備をすすめている。 (2)学会等における発表 過去3年間の研究期間内の研究発表は24件行った。口唇裂口盍裂に関するもの8件、小児齲蝕に関するもの9件、先天性乳歯異常に関するもの5件、家族性大腸ポリ-プ症に関するもの2件である。 5.研究成果のまとめ 以上の研究実行によりいくつかの成果が得られ、研究成果報告書をまとめた。以下に研究項目毎にその概略を示す。 (1)口唇裂・口盍裂の疫学的分析:4編の研究論文をとりまとめた。 (2)小児における齲蝕の疫学的分析:6編の研究論文をまとめた。 (3)先天性異常乳歯の疫学的分析:4編の研究論文を著した。 (4)家族性大腸ポリ-プ症における顎骨変化のX線学的分析:3編の研究論文をまとめた。 以上によって、約4種の遺伝性疫患について、日本および中国における疫学的特微を解明することができた。 続きを見る
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