高発がん性疾患におけるがん化機構

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高発がん性疾患におけるがん化機構

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
責任表示:
笹月 健彦(九州大学・生体防御医学研究所・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1988
概要(最新報告):
高発がん性疾患を利用してがん化の分子機構を解明するために,常染色体優性の遺伝形式をとる家族性大腸ポリポーシス(FPC)の発症に関与する主遺伝子および大腸がん形成機構について検討を行い、以下の成果を得た。 1.本症大腸がんにおける対立遺伝子欠損の有無をRFLP解析を用いて22本すべての常染色体について検討し、同時に非ポリポーシス性大腸がんとの比較検討を行なった。この結果、FPC由来大腸がんにおける高頻度の対立遺伝子欠損は第5、14、17、18および22染色体において観察され、これは非ポリポーシス性大腸がんにおいても同様であった。したがって、大腸がん発生に関与するがん抑制遺伝子は複数の染色体上に存在し、FPC由来大腸がんと非ポリポーシス由来大腸がんとの両者に共通してそのがん化に関与することが示唆された。 2.FPC遺伝子の同定および機能的解析を目的として第5染色体のがん細胞への導入を行なった。ヒト第5の染色体をマウス肝がん細胞に導入するとヌードマウスにおける造腫瘍性の抑制効果が認められ、さらに試験管内において増殖速度の低下および血清要求性の増大を認めた、一方、ヒト第5染色体性をヒト大腸がん由来株に導入したところ、ヌードマウスにおける造腫瘍性の変化は認められなかったが試験管内において増殖速度の低下が観察された。 以上より、ヒト第5染色体上には、がん化に対して抑制的に作用する遺伝子が存在すると考えられた。 続きを見る
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