ダイオキシンおよびダイベンゾフランの毒性と宿主の感受性

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ダイオキシンおよびダイベンゾフランの毒性と宿主の感受性

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Toxicity of 2,3,7,8-Tetrachlorodibenzo-p-dioxin and 2,3,4,7,8-Pentachlorodibenzofuran and Susceptibility of Hosts to the Chemicals
責任表示:
長山 淳哉(九州大学・医療技術短期大学部・助教授)
NAGAYAMA Junya(九州大学・医療技術短期大学部・助教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1989
概要(最新報告):
2,3,7,8-tetrachlorodibenzo-p-dioxin(TCDD)あるいは2,3,4,7,8-pentachlorodibenzofuran(PenCDF)の毒性発現とAh応答性との関係をより詳細に研究するために、この研究ではAh応答性およびAh非応答性系統のマウスから、それぞれ3系統あわせて6系統の純系マウスを用いて実験を行った。2週間に1回、20ug/kgのTCDDあるいは60ug/kgのPenCDFの腹腔内投与を合計6回行い、最後の薬物投与後3日目に動物を屠殺し、種々の毒性指標により、TCDDあるいはPenCDFによる毒性とAh応答性との関係について研究した。 全デ-タをTCDDあるいはPenCDFの生体作用および毒性発現における遺伝子Ah応答性の関与について解析し、次のような研究結果が得られた。1)肝および胸腺重量の変化については、PenCDFよりもTCDDのほうがAh応答性との関連性が高かった。2)AHH誘導性については、肝と肺では明確な系統差は認められなかったが、腎ではAh応答性系統のほうが、かなり高かった。3)病理・組織学的所見では、TCDDあいはPenCDFによる肝病変はAh応答性系統で高度であったが、腎を含む他の臓器では両化学物質によると考えられる明確な病変は観察されなかった。4)両化学物質の免疫毒性作用や細胞分裂指数に対する作用については、Ah応答性による明確な差異が認められなかった。 上記のような研究結果と、これまでの研究報告などを考慮して、次のような総括が可能であろう。TCDDやPen-CDFはAh応答性に関連する構造遺伝子を活性化し、酵素を誘導する。一連の酵素誘導により発現される生物学的作用もあると考えられる。しかし、種特異的あるいは臓器特異的な毒性を発現するためには、酵素誘導だけでは不十分のようである。それと同調して、それぞれの毒性発現に特異的な、別の遺伝子あるいは因子の関与が必要であると考えられる。 続きを見る
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