両生類初期胚における「調整」の具体像の解明

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両生類初期胚における「調整」の具体像の解明

フォーマット:
助成・補助金
Kyushu Univ. Production 九州大学成果文献
タイトル(他言語):
Regulation in early amphibian embryos
責任表示:
山名 清隆(九州大学・理学部・教授)
YAMANA Kiyotaka(九州大学・理学部・教授)
本文言語:
日本語
研究期間:
1987-1988
概要(最新報告):
動物卵あるいは胚の一部が失われた場合でも、あるいは一部の重複や交換がおこった場合でも、正常な個体の形成が可能であることが知られており、このような現象は調整あるいは調節とよばれている。 この調整はどのようにしておこっているか。たとえば胚から失われた細胞が本来つくるべき体の部分は、他の細胞によってつくられるのであろうか。あるいは代わりをする細胞がないこともあるのか。また、代わりに移植された細胞は、どの程度に代わりをすることができるのか。調整の過程を理解するためには、これらの点が明らかにされる必要がある。 この研究においては、アフリカツメガエル8細胞胚の移植胚および欠損胚を作製し、それらの発生過程をしらべた。さらに、それらの移植胚や欠損胚から発生してきた正常な形の胚の連続切片を作製して顕微鏡観察をおこない、脊索や体節の細胞数を計測した。なお、移植胚の場合には核マーカーをもちい、欠損胚の場合には蛍光色素による染色によって、特定の細胞の追跡をおこなった。 得られた成果は、おゝよそ次のとおりである。腹側細胞は、背側細胞の代わりに移植されたとき、その発生運命を大幅に変更し、本来背側細胞がつくる構造をつくる。背側細胞の半数を除去した欠損胚においては、この場合にも、腹側細胞がその代わりをする。各種の感覚器官、神経管や体節の一部が腹側細胞によってつくられる。ただし、脊索の形成に対しては、腹側細胞は少なくとも認められるほどの貢献をすることはできないらしい。 このように、外見上ほぼ完全な調整がおこっているとおもわれるときにも、細胞数のレベルでは必ずしも完全ではない。特に組織・器官によって、回復の程度はかなり異なっている。 続きを見る
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